CICS NEWCOPY

CICS NEWCOPY コマンドをパフォーマンス/可用性クラスター (PAC) で実行すると、PAC 内のすべてのエンタープライズ サーバー インスタンスに対してコマンドが発行され、新しいプログラムがスケールアウト リポジトリ (SOR) に追加されます。エンタープライズ サーバー インスタンスで CICS NEWCOPY を実行すると、SOR から新しいプログラムが取得されます。SOR のプログラムおよびファイルは、caspac ユーティリティを使用して追加、削除、リストできます。

たとえば、次の例では、ポート 6741 の 127.0.0.1 にある Redis サーバーで表される SOR に acct.dll をロードします。この acct.dll は、CICS NEWCOPY コマンドを使用して、PAC 内のすべてのアクティブなエンタープライズ サーバー インスタンスにディプロイできます。

caspac -aLoadCICS="c:\new files\acct.dll" -sredis,127.0.0.1:6741 -uSYSAD –pSYSAD

次の例では、ポート 6741 の 127.0.0.1 にある Redis サーバーで表される SOR に C:\new_files にあるすべてのファイルをロードします。アップロードしたプログラムはすべて、CICS NEWCOPY コマンドを使用して、PAC 内のすべてのアクティブなエンタープライズ サーバー インスタンスにディプロイできます。

caspac -aLoadCICS="c:\new files\*.*" -sredis,127.0.0.1:6741 -uSYSAD –pSYSAD

次の例では、ポート 6741 の 127.0.0.1 にある Redis サーバーで表される SOR から acct.dll を削除します。

caspac -aDelete=acct.dll -sredis,127.0.0.1:6741 -uSYSAD –pSYSAD

次の例では、SOR にアップロードされているユーザー プログラムをリストします。

caspac -aList=* -sredis,127.0.0.1:6741 -uSYSAD –pSYSAD
注: Redis はすべてのアプリケーションを永続的に格納する目的では使用しないでください。Micro Focus では、PAC がアクティブであるときにアプリケーションを変更し、それらの変更を PAC 全体にディプロイする必要がある場合にのみ、それらのアプリケーションを格納することをお勧めします。

詳細については、「caspac」を参照してください。