スクリプト ファイルを使用した Oracle リージョン データベースおよびリージョン間データベースの作成

重要: Oracle を使用する際は、他のデータベース タイプとは異なり、リージョン データベースおよびリージョン間データベースを格納する物理データベースが存在しない場合に自動では作成されないため、これらのスクリプトを実行する前に物理データベースを作成しておく必要があります。
  1. リージョン データベース スクリプト ファイルを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -script -type:region -provider:ora -name:<es-name> -file:<script-name.sql> 

    <es-name> は目的のエンタープライズ サーバー リージョンの名前です。

    注: -file オプションを省略した場合のデフォルト名は create_region_ora.sql です。
  2. リージョン間データベース スクリプト ファイルを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -script -type:crossregion -provider:ora -file:<script-name.sql> 
    注: -file オプションを省略した場合のデフォルト名は create_crossregion_ora.sql です。
    スクリプト ファイルを作成したら、dbfhadmin ユーティリティを使用して実行し、必要なデータベースを作成します。

    -createdb コマンドを実行する前に、sqlplus コマンドが PATH にあることを確認してください(SQL *Plus は、Oracle のコマンド ライン データベース ユーティリティです)。

  3. リージョン データベースを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -createdb -file:<script-name.sql> -type:region -provider:ora -existdb:<db-name> -user:<user-name> -password:<password>

    <script-name.sql> は前の手順で作成したスクリプト ファイルの名前、<db-name> は既存のデータベース インスタンスの名前、<user-name> および <password> はインスタンスの有効な資格情報です。

  4. リージョン間データベースを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -createdb -file:<script-name.sql> -type:crossregion -provider:ora -existdb:<db-name> -user:<user-name> -password:<password>

    <script-name.sql> は前の手順で作成したスクリプト ファイルの名前、<db-name>tnsnames.ora ファイル内のデータベース参照の名前、<user-name> および <password> はインスタンスの有効な資格情報です。

    注: -existdb では、すでにリージョン間データベースが含まれているデータベースは指定できません。

次に、これらのデータベースを使用するようにエンタープライズ サーバー リージョンを構成する必要があります。