MFConnection コマンド

構文

{MFConnection32_v2 | MFConnection32_v4 | MFConnection64_v2 | MFConnection64_v4} 
   DSNTYPE={SYSTEM | USER | AZURE}; 
   CLRVER={2 | 4}; 
   CTYPE={ODBC | ADONET}; 
   STYPE={DB2 | SQL}; 
   MODE={ADD | UPDATE | REMOVE | CHECK | EXIST}; 
   DSN=connectionName; 
   PROVIDER=providerName; 
   ADOSAVEP={TRUE | FALSE}; 
  [SERVER=serverName;] 
  [DATABASE=databaseName;] 
  [TC={YES | NO};] 
  [IC=initialCatalog;] 
  [NA=networkAddress;] 
  [NP=networkPort;] 
  [PC=packageCollection;] 
  [CCSID=HostCCSID;] 
  [USERID=userId;] 
  [PASSWORD=password;] 
  [CREPOS={TRUE | FALSE};] 
   TYPELOG={CONSOLE | FILE | BOTH}; 
  [CTIMEOUT=timeOutInSeconds;] 
  [LOGFILE=logFileName;] 
  [FORCE={TRUE | FALSE};] 
  [FMODE={TRUE | FALSE};]

パラメーター:

DSNTYPE
DSN に関連付ける接続のタイプを指定します。
SYSTEM 接続情報は、machine.config ファイルおよびその他の関連するシステム構成ファイルにあるシステム構成に固有です。
注: SYSTEM 接続および UAC を使用する場合は、管理者として MFConnection を実行する必要があります。
USER 接続情報は、Windows にログオンしているユーザーに固有です。
CLRVER
ADO.NET 接続の共通言語ランタイム (CLR) バージョン。有効な値は 2 または 4 です。値は必須ですが、CTYPE=ODBC の場合は無視されます。
CTYPE
接続のタイプを指定します。有効な値は ODBC または ADONET です。
STYPE
サーバー タイプを指定します。有効な値は DB2 または SQL です。
MODE
接続で実行するアクションを指定します。
ADD 接続を確立してカタログ化します。
UPDATE 既存の接続を更新します。FORCE パラメーターを指定する必要もあります。
DELETE 接続を削除します。
CHECK 接続のステータスを確認します。
EXIST 接続が存在するかどうかを確認します。
DSN
接続の名前を指定します。
PROVIDER
プロバイダーの名前。
接続
SQL Server ODBC プロバイダーのフル ネーム (例:ODBC Driver 17 for SQL Server)
SQL Server ADO.NET System.Data.SqlClient
DB2 DB2OLEDB
注: 値を引用符で囲まないでください。
ADOSAVEP
ADO.NET 接続のパスワードを保存します。有効な値は TRUE または FALSE です。値は必須ですが、CTYPE=ODBC の場合は無視されます。
SERVER
接続のサーバー名。デフォルトは値なしです。
DATABASE
接続のデータベース名。デフォルトは値なしです。
TC
接続の信頼できる接続設定。
YES Windows 認証を使用します。デフォルトです。
NO USERID パラメーターおよび PASSWORD パラメーター (USERID に必要な場合) でログイン資格情報を渡して接続します。
IC
接続の初期カタログ設定。デフォルトは値なしです。
NA
接続のネットワーク アドレス設定。デフォルトは値なしです。
NP
接続のネットワーク ポート設定。デフォルトは値なしです。
PC
接続のパッケージ集合設定。デフォルトは値なしです。
CCSID
接続のホスト CCSID 設定。デフォルトは値なしです。
USERID
データベースに渡すユーザー ID を指定します。TC=NO の場合、SQL Server 接続には必須です。それ以外の場合は、データベースの要件に応じてオプションになります。
PASSWORD
USERID パラメーターで指定したユーザー ID のパスワードを指定します。TC=NO であり、指定したユーザー ID にパスワードが必要な場合、SQL Server 接続には必須です。それ以外の場合は、データベースの要件に応じてオプションになります。
CREPOS
接続を検証するかどうかを指定します。
TRUE 次のように接続を検証します。
  • コマンド ラインで入力されたパラメーターは、有効な接続を確立するのに十分です。
  • コマンド ラインで入力されたパラメーターは、Windows レジストリ (ODBC 接続) および構成ファイル (ADO.NET 接続) に格納されている接続の詳細で相互参照されます。
FALSE コマンド ラインで入力されたパラメーターが、有効な接続を確立するのに十分であることを検証します。デフォルトです。
TYPELOG
実行するロギングのタイプを設定します。有効な値は次のとおりです。
  • CONSOLE
  • FILE
  • BOTH (デフォルト)
CTIMEOUT
接続のテスト時に、タイムアウト値 (秒単位) を設定します。デフォルトは 5 です。
LOGFILE
TYPELOG=FILE または TYPELOG=BOTH の場合に、ログ ファイル名を指定します。デフォルト値は、HCOSS-log-file-path\Connections\CONMANtimestamp.log です。
FORCE
既存の接続設定を強制的に上書きします。有効な値は TRUE または FALSE です。デフォルトは FALSE です。

次に例を示します。

システムの 32 ビット ODBC SQL Server 接続を追加する場合 (CLRVER、ADOSAVEP 値は ODBC 接続では無視されます):

 mfconnection32_v4 DSNTYPE=SYSTEM; CLRVER=2;
CTYPE=ODBC; STYPE=SQL; MODE=ADD; DSN=APP_DSN; PROVIDER=ODBC Driver
17 for SQL Server; ADOSAVEP=FALSE; SERVER=YOURSERVER;
DATABASE=YOURDB; TC=YES; TYPELOG=BOTH;

システムの 32 ビット ADO.NET SQL Server CLR 4 接続を追加する場合:

 mfconnection32_v4 DSNTYPE=SYSTEM; CLRVER=4;
CTYPE=ADONET; STYPE=SQL; MODE=ADD; DSN=APP_DSN;
PROVIDER=System.Data.SqlClient; ADOSAVEP=TRUE; SERVER=YOURSERVER;
DATABASE=YOURDB; TC=YES; TYPELOG=BOTH;

システムの 32 ビット ADO.NET DB2 CLR 4 接続を追加する場合:

 mfconnection32_v4 DSNTYPE=SYSTEM; CLRVER=4;
CTYPE=ADONET; STYPE=DB2; MODE=ADD; DSN=APP_DSN; PROVIDER=DB2OLEDB;
ADOSAVEP=TRUE; USERID=YOURUSERID; PASSWORD=YOURPASSWORD;
NA=YOURIPADDRESS; NP=YOURPORTNUMBER; IC=YOURINITIALCATALOG;
PC=YOURPACKAGECOLLECTION; CCSID=YOURHOSTCCSID;
TYPELOG=BOTH;