以下の各セクションの説明に従い、UNIX ユーザーは、使用するユーザー シェルに応じて、適切な方法で環境変数を設定する必要があります。示されている例は、該当の方法で PC 上の環境変数を設定する際の参考です。
CCITCP2 登録デーモンを実行しているマシンの TCP アドレスは、CCI 構成ユーティリティを使用する代わりに環境変数「CCITCP2」でも設定できます。この方法は、同じマシン上の複数のプロセスがそれぞれ異なる登録デーモンに接続する必要がある場合に便利です。この値は、コマンド プロンプトから次のように入力して設定できます。
set CCITCP2=hostname
hostname には、該当セッションから接続する CCITCP2 デーモンが実行されているマシンの TCP ホスト名またはドット付きの 10 進の IP アドレスを指定します。
環境変数の値は、構成ユーティリティを使用して設定した値よりも常に優先されます。構成ユーティリティで設定した値を使用する状態にプロセスを戻すには、次に示すように環境変数を空の文字列に設定します。
set CCITCP2=
または、(システム環境設定でシステム変数を作成するか、CONFIG.SYS ファイルを使用して) この環境変数がシステム全体に設定されている場合、この値は構成ユーティリティを使用して設定した値よりも常に優先されます。
CCI サーバーを固定ポート上で起動するには、サーバー名自体に情報を追加するのではなく、CCITCPS_ 環境変数を使用してサーバー名をポートの値に関連付けることができます (「CCITCP サーバー名」セクションを参照)。サーバー名が server_name で、固定 TCP ポート 3000 を使用する場合は、次のように入力して指定できます。
set CCITCPS_server_name=MFPORT:3000
この設定は、この環境変数が設定されている同じセッションまたはプロセスでサーバー アプリケーション プロセスが開始された場合にのみ機能します。
クライアントがサーバー名 server_name を持つサーバーに接続しようとしており、そのサーバーで使用されている TCP アドレス (server_hostname) およびポート (3000 など) がわかっている場合は、次のように環境変数を設定すると、クライアントからそのサーバーに直接接続できます。
CCITCPT_server_name=MFNODE:server_hostname,MFPORT:3000
この環境変数は、クライアントのマシン名の値を設定する代わりに使用できます (「CCITCP マシン名」セクションを参照)。クライアントで指定されたマシン名の値をアプリケーション定義メソッドで変更できない場合に便利です。