Enterprise Server (ES) 構成で JCL サポートを有効にするには、ES_SSTM_envr 環境変数を、SSTM 環境の初期化に使用される JCL の完全修飾パスに設定します。この envr は、初期化する環境に応じて CICS または IMS になります。
ES_SSTM_CICS=c:\es\sstm\jcl\sstmcics.jcl
ES_SSTM_IMS=c:\es\sstm\jcl\sstmcics.jcl
SSTM に使用されるデフォルトのプログラム属性は、メインフレーム方言、AMODE(31) プログラム、および環境変数 MF_CHARSET の値から取得される文字セットです。この変数が設定されていない場合は、ASCII の値が使用されます。要件に合わせて属性を調整するには、シンプルな「ノーオペレーション」プログラムを作成し、必要な属性を使用してコンパイルします。このプログラムは実行されませんが、属性が使用されて、ジョブの JESYSMSG 出力ログに表示されます。次に例を示します。
JCLCM0199I Program MFJBR14 is COBOL VSC2 ASCII Big-Endian AMODE31
//SSTMJCL JOB 'CICS JOB',MSGCLASS=A //CICS EXEC PGM=NOTUSED //SYSOUT DD SYSOUT=* //SYSPRINT DD SYSOUT=* //SHAREDD1 DD DSN=SHARED.ACROSS.SEPS1,DISP=(MOD,CATLG) //LOCALDD1 DD DSN=&&SEPLOCAL,DISP=NEW //JOBSUB DD SYSOUT=(*,INTRDR)