JOB 文拡張

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%CATMAINT({Y |N | D} [,partial-dsname]) ジョブの終了時にカタログ メンテナンス ステップを自動的に生成するかどうかを指定します。RJSE の有無にかかわらず使用でき、RJSE に依存しません。
Y ジョブの終了時にメンテナンス ステップを生成します。partial-dsname を設定せずに指定すると、カタログ全体が読み取られます。
N ジョブの終了時にメンテナンス ステップを生成しません (デフォルト)。
D ジョブの終了時にメンテナンス ステップを生成し、監査ログ SYSOUT データセットを削除します (DD DUMMY になります)。partial-dsname を設定せずに指定すると、カタログ全体が読み取られます。
partial-dsname 部分的なデータセット名を指定します。Y または D と組み合わせて使用する場合にのみ有効です。カタログ メンテナンス ユーティリティは、指定された partial-dsname の値で始まるデータセットのカタログ レコードのみを参照するため、検索が制限されます。選択された各レコードは、以前と同様にユーザー出口 (mfcatmntue) に表示されます。現在の関数に加えて、出口では、初期化時に部分的なデータセット名または有効期限、あるいはその両方が変更されることがあります。
%HLQ =value RJSE のみ。ユーザー ID の代わりに生成されるデータセット名に使用するデータセット名の高レベル修飾子 (HLQ) を指定します。
value 最大 8 文字の長さの高レベル修飾子。構文に対して検証されませんが、z/OS データセット名の HLQ として有効である必要があります。
%MFA ={RJSE | ALL} 環境変数 MF_MFA の設定を、このジョブが終了するまでの間だけ変更します。
RJSE ローカル カタログでのみデータセットを検索します。メインフレームは実行されません。
ALL 最初にローカル カタログでデータセットを検索し、見つからない場合はメインフレームで検索します。
注: 環境変数 MFASERV が ON でない場合、このキーワードは無視されます。
%CONSOLE_MSGS=Y|N ES_JES_CONSOLE_MESSAGES の動作をジョブごとに構成できます。
Y CASMG0001I メッセージは、環境変数ES_JES_CONSOLE_MESSAGES=N が設定されている場合でも含まれます。いずれの場合も、ジョブの JESYSMSG ログにメッセージが追加されます。
N ユーザー プログラムでの「コンソールへの表示」の呼び出しによって生成された CASMG0001I メッセージは、splmsg.dat ファイルに含まれず、ジョブの詳細を表示する際に Web ページに表示されません。

例:

%CATMAINT の例

//MFIDSAR9 JOB (MFIDSART),CLASS=A,
//             MSGCLASS=X,MSGLEVEL=(1,1),USER=MFIDSA,
//             REGION=0M
//*MFE:%CATMAINT=(Y,MFI01.DSA)

%HLQ の例

//MFIDSAR9 JOB (MFIDSART),CLASS=A,
//             MSGCLASS=X,MSGLEVEL=(1,1),USER=MFIDSA,
//             REGION=0M
//*MFE:%HLQ=MFI01.DA

%MFA の例

//MFIDSAR9 JOB (MFIDSART),CLASS=A,
//             MSGCLASS=X,MSGLEVEL=(1,1),USER=MFIDSA,
//             REGION=0M
//*MFE:%MFA=RJSE

%CONSOLE_MSGS の例

//NOMSG JOB 'CONSOLE MSGS',CLASS=A,MSGCLASS=X 
//*MFE:%CONSOLE_MSGS=N 
//***********************************************