異常終了後にエラーになっている可能性があるエンタープライズ サーバー プロセスを確認し、それらのプロセスを回復するには、次のコマンドを使用します。
次のコマンドは、svr-01 の svr-mydb データベース サーバー インスタンスのまだ実行中の CAS プロセスをリストします。
dbfhadmin -casprocess -list -usedb:svr-mydb -host:svr-01
次のコマンドは、ホスト MYHOST の svr-mydb データベース サーバー インスタンスのまだ実行中の CAS プロセスをリストします。
dbfhadmin -casprocess -list -usedb:svr-mydb -host:MYHOST
次のコマンドは、svr-01 の svr-mydb データベース サーバー インスタンスのプロセス ID 12345 の CAS プロセスを回復します。
dbfhadmin -casprocess -recover -usedb:svr-mydb -host:svr-01 -pid:12345
次のコマンドは、svr-01 の svr-mydb データベース サーバー インスタンスのすべての CAS プロセスを回復します。
dbfhadmin -casprocess -recover -usedb:svr-mydb -host:svr-01
スクリプト ファイルからデータベースを作成するには、次のコマンドを使用します。これらのコマンドを事前に実行することにより、アクセスが必要でデータベースがまだ作成されていないときに処理が遅延することがなくなります。
次のコマンドは、mydb.sql スクリプト ファイルを実行して ANSI 形式の MSSQL データストア データベースを作成します。
dbfhadmin -createdb -file:mydb.sql -type:datastore -provider:ss
次のコマンドは、mydb.sql スクリプト ファイルを実行して EBCDIC 形式の Db2 データストア データベースを作成します。
dbfhadmin -createdb -file:mydb.sql -type:datastore -provider:db2 -ebcdic
次のコマンドは、myregdb.sql スクリプト ファイルを実行して既存の MYORADB データベースに Oracle リージョン データベースを作成します。
dbfhadmin -createdb -file:myregdb.sql -type:region -provider:ora -existdb:MYORADB
dbfhadmin -createdb -file:mypgdb.sql -type:datastore -provider:pg -host:MYREMOTEHOST -port:33445
エンタープライズ サーバーの異常終了後にまだ開いているデータ ファイルを確認し、それらのファイルを回復/解放するには、次のコマンドを使用します。索引キーのカラム型を管理するためのコマンドもいくつかあります。
次のコマンドは、svr-mydb でホストされている VSAM データストアのまだ開いているデータ ファイルをリストします。
dbfhadmin -openfiles -list -datastore:sql://svr-mydb/VSAM -host:svr-01
次のコマンドは、svr-mydb でホストされている VSAM データストアのまだ開いているデータ ファイルを回復します。
dbfhadmin -openfiles -recover -datastore:sql://svr-mydb/VSAM -host:svr-01
次のコマンドは、MYFILE.dat ファイルの主キーのカラム型を英数字、最初の代替キーのカラム型を符号付き COMP-X として指定します。
dbfhadmin -keytypes -add -file:sql://svr-mydb/VSAM/MYFILE.dat -types:AN,SCOMPX
次のコマンドは、指定されたデータ ファイルの既存のキー タイプを置き換えます。
dbfhadmin -keytypes -add -replace -file:sql://svr-mydb/VSAM/MYFILE.dat -types:AN,SCOMPX
次のコマンドは、MYFILE.dat に指定されているキー タイプを削除し、索引キーのカラム型を BINARY に戻します。
dbfhadmin -keytypes -delete -file:sql://svr-mydb/VSAM/MYFILE.dat
次のコマンドは、VSAM データストアのキー タイプのリストを MYKEYTYPES.xml ファイルにエクスポートします。
dbfhadmin -keytypes -export:MYKEYTYPES.xml -datastore:sql://svr-mydb/VSAM
次のコマンドは、VSAM データストアに MYKEYTYPES.xml ファイルからキー タイプのリストをインポートします。
dbfhadmin -keytypes -import:MYKEYTYPES.xml -datastore:sql://svr-mydb/VSAM
次のコマンドは、VSAM データストアに MYKEYTYPES.xml ファイルからキー タイプのリストをインポートし、ファイル内のタイプに対応する既存のタイプを置き換えます。
dbfhadmin -keytypes -import:MYKEYTYPES.xml -datastore:sql://svr-mydb/VSAM -replace
次のコマンドは、データストア内の各データ ファイルに設定されているキー タイプをリストします。
dbfhadmin -keytypes -list -datastore:sql://svr-mydb/VSAM
データベースの作成に使用できるスクリプト ファイルを作成するには、次のコマンドを使用します。
次のコマンドは、Db2 リージョン間データベースを作成するためのスクリプト ファイル (createdb.sql) を作成します。
dbfhadmin -script -type:crossregion -provider:db2 -file:createdb.sql
次のコマンドは、SYSTEM_1252_US Windows 照合順序を使用する Db2 リージョン間データベースを作成するためのスクリプト ファイル (createdb.sql) を作成します。
dbfhadmin -script -type:crossregion -provider:db2 -file:createdb.sql -collate:SYSTEM_1252_US
次のコマンドは、MYFILES という名前の PostgreSQL データストアを作成するためのスクリプト ファイル (createdb.sql) を作成します。
dbfhadmin -script -type:datastore -name:MYFILES -provider:pg -file:createdb.sql
次のコマンドは、ESDEMO という名前の MSSQL リージョン データベースを作成するためのスクリプト ファイル (createdb.sql) を作成します。
dbfhadmin -script -type:region -name:ESDEMO -provider:ss -file:createdb.sql
次のコマンドは、mySEQ という名前の Db2 データストアを作成して masterSEQDB という名前の既存の Db2 データベースに格納するためのスクリプト ファイル (createinmydb.sql) を作成します。
dbfhadmin -script -type:datastore -name:mySEQ -provider:db2 -file:createinmydb.sql -existdb:masterSEQDB
次のコマンドは、MYFILES という名前の Oracle データストアを作成して既存の Oracle データベースに格納するためのスクリプト ファイル (create_datastore_MYFILES_ora.sql) を作成します。既存のデータベースは、作成したスクリプト ファイルで -createdb を実行する際に指定します (-existdb オプションを使用)。
dbfhadmin -script -type:datastore -name:MYFILES -provider:ora
起動時にリソースを使用できないことを示すコンソール ログ エラー メッセージが表示される場合は、次のコマンドを使用します。システム障害が発生した場合は自動回復プロセスでリソースの回復が試行されますが、回復できなかったリソースがある場合は、これらのコマンドを使用して解放できることがあります。
次のコマンドは、DBHOST データベース サーバー インスタンスのロックされているリージョン リソースをリストします。
dbfhadmin -region -list -usedb:DBHOST
次のコマンドは、DBHOST データベース サーバー インスタンスの ESDEMO リージョンのロックされているリージョン リソースをリストします。
dbfhadmin -region -list -usedb:DBHOST -name:ESDEMO
次のコマンドは、DBHOST データベース サーバー インスタンスの ESDEMO リージョンのリストされているすべてのリージョン リソースのロックを解除します。
dbfhadmin -region -recover -usedb:DBHOST -name:ESDEMO
VSAM データストアを手動でアップグレードするために必要なスクリプト ファイル upgradeds.sql を生成するには、次のコマンドを使用します。-file オプションを省略した場合、upgrade_datastore_VSAM_db-type.sql という名前のファイルが生成されます (db-type はデータベース構成ファイルの設定で決まります)。
dbfhadmin -upgrade -datastore:sql://localhost/VSAM -file:upgradeds.sql
データストアをアップグレードする必要がない場合、dbfhadmin から「ADM0073I Datastore '<datastore-url>' does not need to be upgraded」と出力され、スクリプト ファイルは作成されません。アップグレードが必要な場合は、dbfhadmin から「ADM0045I Creating SQL script file '<sql-script-name>'」と出力されます。
生成されたスクリプトは、sysadmin 権限があるユーザーとして実行する必要があります。sqlcmd (SQL Server)、psql (PostgreSQL)、db2 (Db2)、または sqlplus (Oracle) のコマンド ライン ツールを使用して実行してください。