実行可能コードの生成
次のセクションでは、この COBOL システムに RM/COBOL ソース プログラムを送信する際の既知の問題について説明します。可能な場合は、回避策と解決策も示します。
PERFORM 文
PERFORM 文は、両方の COBOL システムで同じ方法では扱われません。この COBOL システムはスタックベースのパフォーマンス処理システムを使用し、RM/COBOL システムは戻りアドレスを特定のプロシージャ名に関連付けます。
ACCEPT FROM CENTURY-DATE および FROM CENTURY-DAY
Enterprise Developer
で FROM CENTURY-DATE および FROM CENTURY-DAY 指定を ACCEPT 文で使用するには、RM コンパイラ指令を設定します。
ACCEPT 文で使用できない CURSOR 句
Enterprise Developer
と RM/COBOL では、ACCEPT 文の後のカーソルの位置の取得方法に違いがあります。
REPLACING 指定を使用するネストされた COPY 文
Enterprise Developer
では、テキスト置換が COPY 文の一部としてすでにアクティブになっている場合は、ネストされた COPY 文の一部としてテキスト置換を指定することはできません。
重複した段落名
Enterprise Developer
と RM/COBOL では、重複した段落名が複数存在する場合の段落名の参照方法が異なります。
表意定数と USING 指定
Enterprise Developer
で CALL 文の USING 指定またはレベル 78 定数の値として表意定数を使用するには、
DIALECT"RM"
コンパイラ指令を設定します。
ファイルが見つからないエラー
Enterprise Developer
と RM/COBOL では、プログラム ファイルおよびデータ ファイルを見つけるために使用する環境変数が異なります。
索引ファイルのオープン エラー
Enterprise Developer
と RM/COBOL とでは、RM/COBOL 索引ファイルを開く際のレコード長フィールドおよび一部のデータ フィールドの処理方法が異なります。
LIKE リレーショナル演算子は使用できない
Enterprise Developer
と RM/COBOL では、正規表現の使用方法に違いがあります。
メイン プログラムの連絡節
Enterprise Developer
と RM/COBOL では、メイン プログラムの連絡節項目を参照する機能に違いがあります。
ネストされた OCCURS DEPENDING 句
Enterprise Developer
では、ネストされた OCCURS DEPENDING 句を使用している場合は、
ODOSLIDE
コンパイラ指令を設定する必要があります。
セグメントの番号付け
Enterprise Developer
と RM/COBOL では、指定できるセグメント数が異なります。
プログラム識別名とデータ名
Enterprise Developer
では、プログラム名がプログラム内のいずれのデータ項目とも同じ名前を共有しないようにします。
REMARKS 段落
Enterprise Developer
では、プログラムの見出し部で REMARKS 段落を使用する場合、
DIALECT"RM"
コンパイラ指令を設定する必要があります。
予約語
Enterprise Developer
では、特定のコンパイラ指令 (RM や ANS85 など) を設定すると、特定の予約語をデータ項目の名前として使用できなくなります。
データ構造の定義で SAME AS 句は使用できない
Enterprise Developer
と RM/COBOL では、既存のデータ構造を再利用する方法が異なります。
列 73 から 80 のソース コード
Enterprise Developer
では、ソース プログラムの列 73 から 80 までのコードが無視されます。
START WHILE LIKE は使用できない
Enterprise Developer
と RM/COBOL とでは、ユーザーのレコード選択方法、および索引付き編成ファイルが異なります。
句内の宣言されていないデータ項目
Enterprise Developer
では、句 (File Status 句など) で使用するデータ項目が宣言されていない場合、エラーが発生します。
127 バイトを超えるユーザー名は切り捨てられる
RM/COBOL では、最大 240 文字のユーザー名 (データ名、手続き名、プログラム名など) を指定できます。この COBOL システムでは、長さが 127 バイトを超えるユーザー名は切り捨てられ、警告メッセージが生成されます。
相対パス名の使用
RM/COBOL アプリケーションにおいて、相対パス名で指定されたファイルの検索を
EXPANDED-PATH-SEARCH
構成オプションに依存している場合、同等の動作のためには、
Enterprise Developer
で COPYSEARCH"RM-EXPANDED" コンパイラ指令を設定する必要があります。
上位ヘルプ:
RM/COBOL 変換の問題