一般に、拡張 ACCEPT/DISPLAY 構文キーは同じ名前の機能へマッピングされます。そのため、カーソル左キーはカーソルを左に移動し、Back Space キーは 1 つ前の文字を消去します。ただし、デフォルトで異なる機能へマッピングされるキーもあります。
そのため、キーボードで Enter キーを押すと、ACCEPT が終了します。Enter キーがキャリッジ リターンにマッピングされていて、キャリッジ リターンによって ACCEPT が終了されるからです。
機能がマッピングされているため、番号による呼び出しルーチン x"AF" を使用して Adis キー 8 および 9 を有効または無効にするには、キー 11 および 12 をそれぞれ参照する必要があります。
この段階では、キーをマッピングするという概念が不要な混乱を招くように思えるかもしれません。しかしこの概念は、COBOL の他の方言をエミュレートする際に大変便利です。たとえば、Microsoft COBOL V2.2 では、Enter キーを押すと、ACCEPT を終了するのではなく、次のフィールドへ移動します。これをエミュレートするのは簡単で、キー 2 (キャリッジ リターン) のマッピングを 0 (ACCEPT の終了) から 11 (次のフィールドへ移動) に変更するだけです。Adiscf の機能マッピング画面で Microsoft COBOL V2.2 の互換構成を見れば、このエミュレートが行われていることがわかります。
RM/COBOL V2.0 の互換構成には、RM/COBOL でのキーの動作をエミュレートするために、デフォルトのマッピングに対するさらに多くの変更が含まれています。
キーが 255 という値にマッピングされると、ACCEPT 操作中にそのキーは何の機能も実行しません。