-Z フラグは、cob コマンドに入力されたファイルから共有ライブラリ ファイルを作成します。このファイルは COBOL の実行ファイルにリンクできます。
入力ファイルとしては、.gnt ファイル以外のタイプのファイルを指定できます。
CC オプションを指定すると、ライブラリ ファイルに C++ オブジェクトもリンクできます。C++ (.C) ソース ファイルを指定するとまず、C++ コンパイラが起動され、C++ ソース ファイルがオブジェクト コードにコンパイルされます。
デフォルトで、生成されるライブラリ ファイルのベース名にはリンクされた最初のオブジェクト名が使用され、プレフィックス lib とファイル名拡張子 .so が使用されます。
たとえば、次のコマンド ラインは C++ プログラム cprg.C と COBOL プログラム cobprg.cbl をリンクして、共有ライブラリ libcobprg.so を生成します。
cob -Z,CC cobprg.cbl cprg.C