ファイルはデータの集合で、通常はディスクに保存されています。論理エンティティとして、ファイルではデータを意味のあるグループに分割できます。たとえば、あるファイルに会社の製品情報をすべて保存し、別のファイルに社員情報を保存できます。物理エンティティとしては、ファイル編成について考慮する必要があります。ファイル編成とは、ファイルにデータを物理的に格納する方法を意味します。またファイル編成によって、データにアクセスする方法も決まります。
この COBOL システムでは、順編成ファイル編成、相対ファイル編成、および索引ファイルの 3 つのファイル編成がサポートされています。次のとおり、ファイル編成に応じて、データにアクセスする方法は最大で 3 つあります。
ファイル編成 | 順呼び出し | 乱呼び出し | 動的呼び出し |
---|---|---|---|
順編成 | 可 | 不可 | 不可 |
相対 | 可 | 可 | 可 |
索引 | 可 | 可 | 可 |