DATA オプションは、データ指示出力を指定します。
PUT DATA 文は PUT LIST 文と同等ですが、次の点が異なります。
- output-list の項目は、式ではなく、スカラー、要素、配列、または構造体の参照になります。参照には構造体の修飾子および添え字を使用できますが、ロケーターで修飾することはできません。
- 各参照のデータ名は値とともに記述されます。形式は dataname=value です。値が配列の場合は、各要素の配列名および対応する添え字の実際の値が記述されます。値が構造体の場合は、各基本メンバーの完全修飾データ名の後にすべての添え字が記述されます。
- 印刷ファイルに出力する場合を除き、dataname=value の組み合わせは空白文字で区切られ、それらの各項目がタブ ストップに整列されます。最後の値の後にセミコロンが記述されます。
- データ値の記述は、ほとんどは PUT LIST と同じです。ただし、文字データについては、データ値が常に引用符で囲まれて書き出されます。
- output-list の基底付き変数は、明示的なポインターで宣言する必要があります。
制約事項: IBM の z/OS PL/I 製品では、文書には明記されていませんが、変数を指定せずに PUT DATA を使用することも可能です。ただし、この方法は
Enterprise Developer では利用できません。IBM 製品では、この方法ですべての変数およびその値を表示することが可能ですが、一般にはデバッグ用にのみ使用され、本番環境では使用されません。