スクリプト ファイルを使用した Microsoft SQL Server リージョン データベースおよびリージョン間データベースの作成

データベースが必要なときに存在していない場合、その時点でデータベースが作成されます。RDBMS の種類によってはこの処理に時間がかかることがあるため、事前に SQL スクリプトを使用して必要なデータベースを作成しておくことをお勧めします。

  1. リージョン データベースのスクリプト ファイルを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -script -type:region -provider:ss -name:<ES-name> [-db|existdb:<database-name>] [-file:<script-name.sql>] 

    <ES-name> はリージョン データベースを使用するエンタープライズ サーバー リージョンの名前です。<database-name> は複数のデータストア/リージョンとリージョン間データベースを格納できる新しいデータベース (-db) または既存のデータベース (-existdb) の名前です。これらのオプションを省略した場合、リージョン データベース用に <ES-name> の名前で新しいデータベースが作成されます。<script-name.sql> は作成するスクリプト ファイルの名前です。

    注: -file オプションを省略した場合のデフォルト名は create_region_<ES-name>_ss.sql です。
  2. リージョン間データベースのスクリプト ファイルを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -script -type:crossregion -provider:ss [-db|existdb:<database-name>] [-file:<script-name.sql>] 

    <database-name> は複数のデータストア/リージョンとリージョン間データベースを格納できる新しいデータベース (-db) または既存のデータベース (-existdb) の名前です。これらのオプションを省略した場合、リージョン間データベース用に _$XREGN$ の名前で新しいデータベースが作成されます。

    注: -file オプションを省略した場合のデフォルト名は create_crossregion_ss.sql です。

    -createdb コマンドを実行する前に、sqlcmd コマンドが PATH にあることを確認してください。

  3. リージョン データベースを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -createdb -usedb:<instance> -provider:ss -type:region -name:<ES-name> -file:<script-name.sql> -user:<user> -password:<pass>

    <instance> は SQL Server インスタンスの名前、<user> および <pass> はデータベースの有効なログオン資格情報です。-user および -password を指定しない場合、SQL Server SSPI 認証が使用されます。詳細については、SQL Server のドキュメントを参照してください。

  4. リージョン間データベースを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -createdb -usedb:<instance> -provider:ss -type:crossregion -file:<script-name.sql> -user:<user> password:<pass> 

    <instance> は SQL Server インスタンスの名前、<user> および <pass> はデータベースの有効なログオン資格情報です。-user および -password を指定しない場合、SQL Server SSPI 認証が使用されます。詳細については、SQL Server のドキュメントを参照してください。

リージョン データベースとリージョン間データベースを作成したら、それらを使用するようにデータベース構成ファイルを構成できます。