IMS 固有の環境変数

本トピックでは、IMS 環境の構成に関連する環境変数をリストします。

注:環境変数:アルファベット順」トピックでは、ほとんどの環境変数の値を網羅しています。
ES_ACBLIB
IMS ACB ファイルのロケーションを指定します。

構文

Windows:
SET ES_ACBLIB={pathname
UNIX:
ES_ACBLIB={pathname
export ES_ACBLIB

pathname IMS ACB ファイルのパス ロケーション。

デフォルト

この変数が設定されていない場合、ACB ファイルはプロジェクト ディレクトリ内にあると想定されます。

ES_DFS3650
IMS への正常なサインオン後に実行するデフォルト トランザクションまたは表示される MOD ファイル。これらを指定するには、リージョンの起動前に環境変数を設定します。ES_DFS3650 - MOD ファイルを送信する場合は MOD に設定し、トランザクションを実行する場合は TRX に設定します。MOD に設定する場合は、ES_MOD3650 を表示する MOD の名前に設定する必要があります。TRX に設定する場合は、ES_TRX3650 をトランザクションの名前に設定する必要があります。
構文
UNIX:
ES_DFS3650=value
export ES_DFS3650
Windows:
ES_DFS3650=value
  • MOD - ES_MOD3650 を表示する MOD の名前に設定する必要があります。
  • TRX - ES_TRX3650 をトランザクションの名前に設定する必要があります。
デフォルト
デフォルトのトランザクションまたは MOD はありません。
ES_IMS_BASIC_CHKP_OPT
1 に設定すると、SYNC 呼び出しが発行されたかのように基本チェックポイント呼び出しを処理できます。デフォルトは 0 (ゼロ) です。
ES_IMS_BYPASS_OTMA_DEST_RES
デフォルトでは、OTMA または IMS Connect によってサブミットされたトランザクションから発行された CHNG 呼び出しでは、宛先が OTMA クライアントであると想定します。場合によっては、非 OTMA クライアントを前提とする以前の動作が望ましいこともあります。以前の動作を使用するには、この環境変数を Y に設定します。

値:

  • Y
  • N (デフォルト)

ES_IMS_BYPASS_OTMA_DEST_RES=Y
ES_IMS_CANCEL_MODE
IMS バイナリのキャッシュを制御します。

構文

Windows:
SET ES_IMS_CANCEL_MODE=<cancel-mode>
UNIX:
ES_IMS_CANCEL_MODE=<cancel-mode>
export ES_IMS_CANCEL_MODE

<cancel-mode> で使用できる値は次のとおりです。
  • P - 物理的なキャンセルを実行します。すべてのトランザクションで新規コピー動作が行われます。このオプションはデフォルトの動作ですが、オプションの中で最もパフォーマンスが低くなります。
  • L - 論理キャンセルを実行します。これにより、オプションの中で最高のパフォーマンスが得られますが、MPR 内に DLITCBL エントリ ポイントが 1 つしかない場合にしか使用できません。
  • D - 遅延キャンセルを実行します。これにより、MPR が同じ MPP に対して連続して処理を行う場合、論理キャンセルと同じ動作が行われます。トランザクションが変化した場合は、P (物理キャンセル) として動作します。
ES_IMS_CLIENTID_LTERM
デフォルトでは、IMS Connect 要求は、コミット モードがゼロの場合は LTERM (明示的にオーバーライドされない場合) をクライアント ID に設定し、コミット モードが 1 の場合はポート ID に設定します。この変数を「Y」に設定すると、LTERM がポート ID ではなくクライアント ID に設定されるようにこの動作がオーバーライドされます。

値:

  • Y
  • N (デフォルト)
ES_IMS_CONFIG
IMS TM パラメーター。
ES_IMS_DB_COMMIT_FLUSH
0 (ゼロ) に設定すると、データベース バッファーからディスクへのフラッシュが CLOSE 時にのみ強制されます (デフォルト)。1 に設定すると、データベース バッファーからディスクへのフラッシュが COMMIT 時にのみ強制されます。
ES_IMS_DB_TLOG_WRITETHRU
0 (ゼロ) に設定すると、TLOG バッファーからディスクへのフラッシュが COMMIT 時にのみ強制されます (デフォルト)。1 に設定すると、TLOG バッファーからディスクへのフラッシュがすべてのデータベース入出力時に強制されます。
ES_IMS_DEADLOCK_WAIT
デッドロックが発生していないかをチェックするまでの待機時間 (ミリ秒単位)。デフォルトは 1000 (1 秒) です。
ES_IMS_DIAGNOSE
IMS TM を IMSMSGQ 専用の診断モードとしてマークします。

Y に設定すると、トランザクション マネージャー (TM) が診断モード専用になり、アクティビティの重要なポイントがメッセージ キューに書き込まれなくなります。

注意:
ES_IMS_DIAGNOSE を設定するのは、Micro Focus から勧められた場合のみとしてください。
ES_IMS_DOSVS_PCB
EXEC DLI プログラムの DOS/VSE PCB アドレス整列をエミュレートします。
ES_IMS_DUMP_ON_DEADLOCK
デッドロックが検出された際にシステム ダンプを作成します。
ES_IMS_DUMP_ON_TIMEOUT
ロックのタイムアウトが発生した際にシステム ダンプを作成します。
ES_IMS_EXITPATH
セグメント出口、フィールド出口、印刷出口を含むコンパイル済みコードの場所。
ES_IMS_FORCE_SIGNON
現在の端末での IMS へのサインオンおよび他の端末からのサインオフを強制できるようにします。
ES_IMS_GOTO_CICS_ON_SIGNOFF
ログオフまたはタイムアウト時に、IMS サインオン画面に戻る (デフォルトの動作) 代わりに CICS に戻ります。
ES_IMS_IBMPLATFORM
IMS ランタイムのエミュレーションを設定します。有効な値は次のとおりです。M (MVS) または D (DOSVS) です。デフォルト値は M です。
注:大多数の DOSVS ユーザーの場合も、この変数のデフォルトからの変更が必要となることはほとんどありません。
ES_IMS_IMSID
AIBTDLI INQY ENVIRON 呼び出しに返される IMS システム ID を指定できるようにします。
ES_IMS_INQY_OTMA
INQY 呼び出しに TPIPE、MBR、SYNC、および MSYNC を返します。
ES_IMS_INQY_UNKNOWN
INQY 呼び出しに返される値。
ES_IMS_IRLM
Internal Resource Lock Manager (IRLM) ロッキングを有効にします。IRLM ロッキングは、メインフレーム IMS データベース DB ロッキングの動作と非常に似ており、データ制約およびデッドロックの可能性を削減します。
ES_IMS_JES_DIRTY_ABEND
デフォルト設定は Y です。IMS アプリケーションが異常終了したか中止された場合、IMS は JES コンテナーをダーティとしてマークします。この動作を無効にするには、この環境変数を N に設定します。
ES_IMS_JES_DIRTY_ABEND=N
ES_IMS_LOCALDLI
非推奨。「IMS データベース ロッキング」を参照してください。1 に設定すると、JES イニシエーターですべての IMS DB 呼び出しを処理するバッチ プログラムの実行が指示され、パフォーマンスが大幅に向上します。実行前に、バッチ プログラムからアクセスされるすべての IMS DB 制御プロセスを停止する必要があります。プログラムが終了するまで、これらのプロセスは JES によって排他的に所有されるようになるためです。
ES_IMS_LOCK_RETRY_DELAY
IMS DB ロック再試行遅延 (ミリ秒単位)。
ES_IMS_LOCK_TIMEOUT
IMS DB 制御がロックされたレコードの再試行をタイム アウトまで続ける秒数。有効な値は 0 から 65535 です。デフォルトは 30 秒、値 0 は無限の待ち時間を示します。
ES_IMS_LTERM_PREFIX
ES_IMS_SINGLE 環境変数が N に設定されている場合にデフォルト (OTMA) の代わりに使用する 1 から 4 文字の LTERM プレフィックスを指定します。OTMA に代わるプレフィックスを使用することで名前の競合を制御できます。

構文

ES_IMS_LTERM_PREFIX=1to4charprefix

最大 4 文字まで使用できます。Enterprise Server では、LTERM プールを 9999 から 999999 まで拡張できるように、指定した値が 8 文字まで数字の桁で埋められます。プール サイズは、指定したプレフィックスで使用されている文字数で決まります。たとえば、4 文字のプレフィックスでは、LTERM プール サイズは 9999 になり、3 文字のプレフィックスでは、99999 になります。

デフォルト

OTMA

注:この環境変数のデフォルト設定は、LTERMS が OTMA クライアントにのみ適用されることを示します。ただし、これは実際と異なります。LTERMS は、2 番目以降の 3270 ユーザー接続にも適用できます。
ES_IMS_LU_LTERM
MFS システムによって返される LTERM リテラルの値を指定します。有効な値は次のとおりです。Y (LU 名を返す場合) または N (ユーザー ID を返す場合) です。
ES_IMS_MESGQ
IMS TM メッセージ キューの構成を設定します。ES_IMS_MESGQ 環境変数は、Enterprise Server で自動で生成されて設定される予約済みの変数です。
制約事項:この変数を手動で設定するのは、Micro Focus カスタマー ケアから勧められた場合のみとしてください。
ES_IMS_MESGQ=[ds-file-name];max-blocks;buffer-count;start-control;[cushion-size]
ds-file-name
デフォルトの IMSMESGQ.dat の代わりに使用するデータ ストア ファイル。
max-blocks
データ ストア サイズの制限。64K のブロックの数で指定します。デフォルトは4です。
buffer-count
割り当てる 64K のバッファーの数。デフォルトは2です。
start-control
起動時の動作を設定するフラグ。
Y リソース定義のコールド スタート。これがデフォルト値です。
S 統計およびリソース状態情報のコールド スタート。
Q データ ストアのコールド スタート (システムのコールド スタート)。
cushion-size
領域が不足した際に適切に対処できるように予約しておくクッションのサイズ。0 から 255 の数値を指定します。指定した数値の 32 倍の領域が max-blocks から緊急時用に確保されます。デフォルトは4(実際の値は 128) です。
ES_IMS_DISPLAY_NEW
/DISPLAY 出力のタイムスタンプ形式を、z/OS システムの古いスタイル (MM/DD/YYYY HH:MM:SS ) から現在の z/OS システム スタイル (YYDDD/HHMMSS) に変更します。
Y
タイムスタンプ出力は、現在の z/OS システム スタイル (YYDDD/HHMMSS) に従います。
N
タイムスタンプ出力は、古い z/OS システム スタイル (MM/DD/YYYY HH:MM:SS) に従います。これがデフォルト値です。
ES_IMS_MFS_OPT2_LEGACY[1]
MFS 入力タイプ オプション 2 が、MFS 入力タイプ オプション 1 と同様に動作するように構成します。
構文
ES_IMS_MFS_OPT2_LEGACY={Y|N}
パラメーター
Y
従来の MFS 入力タイプ オプション 2 の動作を有効にします。
N
MFS 入力タイプ オプション 2 の動作は、z/OS メインフレーム上の MFS と同じです。
ES_IMS_OPEN_TIMEOUT
別のタスクで使用されているデータベース ファイルを開けるようになるまで待機する時間を秒単位で定義します。デフォルトは 30 秒です。
ES_IMS_OTMA_DEST
次の 3 つのタイプのいずれかの宛先を事前定義する記述子のリストを指定します:IMS Connect (IMSCON)、MQ-IMS ブリッジ (MQ)、IMS 印刷出口 (NONOTMA)
構文
IMS Connect:
ES_IMS_OTMA_DEST={LTERM-name,IMSCON}[;...]

MQ-IMS ブリッジ:

ES_IMS_OTMA_DEST={LTERM-name,MQ,MQ-queue-manager-name,MQ-queue-name}[;...]

IMS 印刷出口:

IMS_OTMA_DEST={printer-name,NONOTMA,{LU1|LU3}}[;...]
パラメーター
LTERM-name
単一の宛先のリテラル値として指定される宛先名、またはリテラル値の後に一連の複数の宛先を表す 1 つ以上のアスタリスクを用いて指定される宛先名。たとえば、LTERM-nameTERM***の場合、TERM000からTERM999という名前の 1000 個の LTERM 宛先が生成されます。この方法を使用すると、各宛先を個別に定義する必要がなくなります。
MQ-queue-manager-name
MQ キュー マネージャーの名前。
MQ-queue-name
MQ キューの名前。
printer-name
プリンター名。
[;...]
複数の宛先の記述子のリストはセミコロンで区切ります。
プロパティ
デフォルト: なし
ES_IMS_PATH
コンパイル済み COBOL アプリケーションの場所。
ES_IMS_PLI_INDIRECT_PCBADDR

PL/I プログラムで PCB アドレス リストを直接アドレス指定から間接アドレス指定に変換するかどうかを指定します。この変数は次のいずれかの値に設定します。

D
メイン プログラムが PL/I プログラムである場合に、PCB アドレスが直接アドレス指定から間接アドレス指定に変換されます。
Y
PSB 言語が PL/I に設定されている限り、アドレスは常に直接アドレス指定から間接アドレス指定に変換されます。
N
アドレスは直接アドレス指定から間接アドレス指定に変換されません。

デフォルトは D (動的) です。

ES_IMS_RCLASS

変数の値 (7 文字以下) を各リソース クラスのデフォルトの文字に追加して、新しく指定した一連の IMS セキュリティ リソース クラスを作成します。

2 つの Enterprise Server システムで同じ ESM Active Directory を使用しており、それぞれに異なるセキュリティを設定する必要がある場合に、このようなカスタム指定のクラスを作成します。

この変数を設定しない場合に作成されるリソース クラスの名前については、「IMS セキュリティのリソース クラス」を参照してください。

ES_IMS_RELEASE
AIBTDLI INQY ENVIRON 呼び出しに返される IMS リリースを指定できるようにします。
ES_IMS_REGION
AIBTDLI INQY ENVIRON 呼び出しに返される IMS リージョンを指定できるようにします。
ES_IMS_ROLLBACK
自動バックワード回復を有効にします。デフォルトで有効になっています。
ES_IMS_ROLLFORWARD
フォワード回復ログ処理を有効または無効にします。有効な値は次のとおりです。Y (有効化) または N (無効化) です。デフォルトは N です。
ES_IMS_SINGLE
単一のユーザーが複数の LU に同時にサインオンできるようにするかどうかを指定します。

Y
マルチ サインオン機能を無効にします。
N
マルチ サインオン機能を有効にします。

ES_IMS_SINGLE が N に設定されている場合に、ユーザーが別の LU で現在アクティブになっているサインオンを使用して LU にサインオンしようとすると、IMS Transaction Manager (TM) によって、ES_IMS_LTERM_PREFIX 設定の後に数値を続けて (合計 8 文字) 作成された名前を使用して (詳細については、本トピックの「IMS_LTERM_PREFIX」を参照)、一時 LTERM がユーザーおよび LU に割り当てられます。一時 LTERM は、ユーザーによって制御される他の LU でのアクティビティに関係なく、ユーザーおよび LU の宛先となります。一時 LTERM によって提供される LU からユーザーが切断すると、LTERM は再利用できるように一時プールに戻されます。

また、ES_IMS_SINGLE が N に設定されている場合、/dis USER all を実行すると、すべてのアクティブな接続を示すユーザーごとのサブリストが返されます。これらの接続は、セッションを通じて維持され、ウォーム スタート時に動的に再作成されます。

デフォルト

Y

注:ES_IMS_SINGLE の使用に関連する KEYPOINT アクティビティはありません。

エンタープライズ サーバー リージョンが IMS 機能対応の PAC で実行されている場合、IMS に対してシングル サインオンが適用されます。この動作を変更する場合は、ES_IMS_SINGLE=N を設定して、同じユーザーが IMS の複数の端末にサインオンできるようにします。

ES_IMS_SPARSE_EXIT_LANG
IMS DB 2 次索引のスパース ルーチンの言語を示します。指定できる値は以下のみです。
  • C (COBOL)
デフォルトでは、この変数は設定されていません (スパース出口は無効になっています)。
ES_IMS_SUPPORT
IMS サポートを有効にします。
ES_IMS_TLOG_COMPRESS
0 (ゼロ) に設定すると、バックワード回復 TLOG ファイルの圧縮が無効になります。圧縮されない場合、このファイルにはデータベースの回復に必要な情報のみが含まれます。デフォルトは有効です。
注:有効な場合、Enterprise Server は情報が古くなった際にファイル内のスペースを解放します。
ES_IMS_TLOG_FLUSH
1 に設定すると、TLOG およびデータベース バッファーからディスクへの頻繁なフラッシュが強制されます。
警告:データベース更新の回数、コミットの頻度、その他のコンピューター活動によっては、ES_IMS_TLOG_FLUSH を使用するとパフォーマンスが大幅に低下する可能性があります。
注:この環境変数は非推奨です。TLOG バッファーをフラッシュするには ES_IMS_DB_TLOG_WRITETHRU を、データベース バッファーをフラッシュするには ES_IMS_DB_COMMIT_FLUSH を使用してください。
ES_IMS_TLOG_MAXSIZE
IMS DB トランザクション ログ ファイルの最大サイズ (バイト単位)。デフォルトは 4 GB または h"FFF00000" です。
ES_IMS_TLOG_PATH
IMS DB トランザクション ログ ファイルの場所。デフォルトは Enterprise Server システム ディレクトリです。
注:ログ ファイルは、作成した後、移動はできますが名前の変更はできません。データベースを回復する前に、すべてのログ ファイルを ES_IMS_TLOG_PATH で指定したディレクトリに入れる必要があります。
ES_IMS_TLOG_THRESHOLD
IMS DB トランザクション ログ ファイルのしきい値サイズ。このサイズに達すると、現在の TLOG ファイルが閉じて、新しい TLOG ファイルが後続のトランザクション用に作成されます。デフォルトは 2 GB または h"7FFFFFFF" です。
ES_IMSCFG
IMS 構成ファイル (IMSCONFG.DAT) の場所。
ES_IMSDAT
IMS DB データ ファイルの場所。
ES_IMSLIB から ES_IMSLIB25 まで
ES_IMSLIB は、DBDGEN2.DATDBDGEN2F.DAT、および PSBGEN3.DAT ファイルの場所を指定します。この同じ変数に連続番号を追加して使用すると、追加の場所を検索できます。最大 25 個の場所を指定できます。次に例を示します。
ES_IMSLIB=$BASEPATH\ED_SETS\IMSLIB 		     /*sets the first location for IMSLIB objects */
ES_IMSLIB2=$BASEPATH \ED_SETS_SYS\IMSLIB  /* sets the next location to search */
ES_IMSLIB3=$BASEPATH \ED_SETS_QA\IMSLIB		 /* and the next */
ES_IMSLIB4=$BASEPATH \ED_SETS_PROD\IMSLIB	/* etc. */
ES_MFSLIB
MFS 生成プログラムによって生成される制御ブロックの場所。
構文
UNIX:
ES_MFSLIB=pathname
export ES_MFSLIB
Windows:
ES_MFSLIB=pathname
  • pathname MFS ディレクトリのパス。
デフォルト
product_install_dir/etc/ims
ES_MOD3650
IMS への正常なサインオン後に表示されるデフォルトの MOD ファイル。ES_DFS3650 を参照してください。
構文
UNIX:
ES_MOD3650=filename
export ES_MOD3650
Windows:
ES_MOD3650=filename
  • filename - MOD ファイルの名前。
ES_SSTM_IMS
SSTM IMS 環境の初期化に使用される JCL の場所。
ES_TMC_AGGREGATE
IMS TM データ ストアのパフォーマンス環境を制御します。詳細は、「環境変数:アルファベット順」の「ES_TMC_AGGREGATE」を参照してください。

構文

UNIX:
ES_TMC_AGGREGATE={[,N|,D]|nnn,Y}
export ES_TMC_AGGREGATE
Windows:
SET ES_TMC_AGGREGATE={[,N|,D]|nnn,Y}

,N
デフォルトの動作を設定します。トランザクションにおける重要時点で、オペレーティング システムのバッファーを物理ディスクに一方的にフラッシュします。起動時にデフォルトで使用される方法は変更されません。ESMAC で動的変更が可能になります。設定後、デフォルト以外のさまざまな設定を動的に変更して、その結果を確認できます。
,D
オペレーティング システム バッファーからディスクへのトランザクション フラッシュを無効にします。これによりメッセージ キューのパフォーマンスは大幅に向上しますが、システムに障害が発生した際に、メッセージ キュー内でトランザクションの整合性を維持できない可能性があります。
注:この設定を使用する場合は、予期しない結果が生じないよう、Administration の [Server > Properties > MSS > IMS > TM > General] タブで次の静的オプションを設定することを強くお勧めします。
  • [Cold start] を以下に設定します:Everything (queue)
  • [Persist] を選択します。

詳細については、「サーバー インスタンス プロパティ:MSS IMS TM 一般」を参照してください。

nnn,Y
オペレーティング システム バッファーからディスクへの集計トランザクション フラッシュを有効にします。nnn は、さらなるバッファーの積み上げが許可される時間の間隔 (ミリ秒) です。この時間を超えた際にバッファーがフラッシュされます。有効な値は、0から255までです。

スレッドがトランザクションにおける重要時点に達してフラッシュが要求されると、TM は指定された時間だけ待機してやはりフラッシュを要求する後続のスレッドを累積します。間隔の終わりに、累積されたすべての要求に対してフラッシュが一度実行されるため、オペレーティング システムへのフラッシュ コマンドの発行回数を減らすことでパフォーマンスが改善されることがあります。

注:
  • フラッシュを要求したスレッドは、フラッシュが確定されるまで待つことになります。
  • 通常、SSD 搭載システムなど高パフォーマンスの入出力サブシステムにメッセージ キューがある場合、1または2などの小さい値を使用することで、最高の結果を期待できます。値を10以上に指定しても、パフォーマンスが向上することはほとんどありません。

デフォルト

,N

ES_TRX3650
IMS への正常なサインオン後に実行するデフォルトのトランザクション。ES_DFS3650 を参照してください。

構文

UNIX:
ES_TRX3650=transaction
export ES_TRX3650
Windows:
SET ES_TRX3650=transaction

  • transaction 実行するデフォルトのトランザクション。
ES_USR_DFLT_IMS
IMS 認証用にログオンしているユーザーがいない場合にデフォルト ユーザーのオーバーライドを許可します。

構文

UNIX:
ES_USR_DFLT_IMS=user
export ES_USR_DFLT_IMS
Windows:
SET ES_USR_DFLT_IMS=user

  • user - デフォルトをオーバーライドするユーザー名。

デフォルト

IMSUSER

注:Micro Focus では、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用してこの環境変数を構成することをお勧めします。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ICONN1
IMS Connect エミュレーターのクライアント TCP 接続ステータスを制御します。
IMSCPY
DBDGEN、PSBGEN、および MFSGEN ユーティリティのコピーブック ファイルの場所。
MFIMS_ACBDUMP_TIMESTAMP
ACB レポートにおける日時スタンプ表示を抑制します。
MFIMS_BMPCHKP
チェックポイント呼び出しに IO 領域が含まれる場合は、その呼び出しに QC を返します。
MFIMS_BTS
Mainframe Express 形式の BTS トレーシングを構成します。
MFIMS_DIBSTAT_CODES
EXEC DLI プログラムに返される追加の DIBSTAT 戻りコードを指定します。
MFIMS_DLI_OPT
DL/I 呼び出し最適化フラグを指定します。
MFIMS_DIAG
IMS BTS フォーマット診断トレーシングを有効にします。
MFIMS_FLUSHTRACE
各書き込み後に BTS トレース ファイルをディスクにフラッシュします。
MFIMS_FP_DA
IMS Fastpath DB 削除時にキーチェックを無視します。
MFIMS_LOADMVS
IMS アプリケーション プログラムに対する MVS サポートのロードを無効にします。
MFIMS_PCBCALL
スタンドアロン EXEC DLI プログラムが PCB 呼び出しを発行できるようにします。