リモート COBOL プロジェクトを扱う場合、プログラムのコンパイルやデバッグなどの処理のほとんどはリモート サーバーで行われます。ただし、バックグラウンド解析はローカル クライアント マシンで行われ、このアーキテクチャではローカル環境とリモート環境の相違点が原因で解析エラーが生じる可能性があります。
これらの解析エラーは、プログラム ビルドには影響しません。ただし、解析エラーの性質によっては問題を修正することができます。たとえば、コピーブックの使用時に解析エラーが発生した場合は、リモート マシン上でコピーブックへのソフトリンクを作成できます。
リモート マシン上のコマンド ライン プロンプトから、次の操作を行います。
cd projectdir
ln -s $COBDIR/cpylib/ cpylib
ln -s $COBDIR/cpylib/copybook.cpy copybook.cpy
この問題は、COBOL エディターですでに開かれて編集されているファイルに対してのみ発生します。バックグラウンド解析は、(どのような場合でも) トリガーされません。場合によっては、存在しないエラーが表示されたり、既存のエラーが非表示になったりすることがあります。
次に例を示します。
CobolClass1 を編集するか、再度開くときには、バックグラウンド解析が CobolClass1 に対してトリガーされるまで、エラーはエディターに表示されません。