次の各コマンドは、.NET 6 環境で単体テスト プロジェクトを管理する場合の主なアクションの例です。これらのコマンドでは、他の引数も使用できます。オプションの完全なリストを表示するには、-h 引数を使用します (例:dotnet new mfunit -h)。
- 新しい単体テスト プロジェクトを作成する
- 次のコマンドは、現在の作業ディレクトリに基づく名前を使用して、新しい単体テスト プロジェクト ファイル (.cblproj) を作成します。多数のデフォルト設定があります。
dotnet new mfunit
- 新しいテスト フィクスチャ ファイルを作成する
- 次のコマンドは、TestSimpleTest.cbl という名前の新しいテスト フィクスチャ ファイルを現在の作業ディレクトリに作成します(インストールされたテンプレートのデフォルト設定では、フィクスチャ ファイルの前に「Test」が付けられます)。
-
dotnet new mfunit-test --test-case SimpleTest
- データ駆動型テスト用の新しいテスト フィクスチャ ファイルを作成する
- 次のコマンドは、TestDataDTest.cbl という名前の新しいテスト フィクスチャ ファイルを現在の作業ディレクトリに作成します。また、テスト データが入力される、同じ名前の .csv ファイルも作成します。テスト フィクスチャ ファイルには、テスト ケースでデータ ファイルを使用するために必要なリンケージも含まれています。
dotnet new mfunit-dd-test --test-case DataDTest
- 外部プロジェクトを参照する
- テスト ケースで外部コードを参照する場合、そのコードのプロジェクトへの参照を追加する必要があります。ビルド時に、復元プロセスによって外部参照が更新され、最新のコードがテスト ケースで使用されます。次のコマンドは、指定されたプロジェクトへの参照をローカル
プロジェクトに追加します。
Windows:
dotnet add reference <path\external.cblproj>
UNIX:
dotnet add reference <path/external.cblproj>
<path\external.cblproj> (Windows)、または <path/external.cblproj> (UNIX) は、外部プロジェクト ファイルのパスおよびファイル名です。
警告: ビルドで参照される各フィクスチャ ファイルには、一意のプログラム名が必要です。それ以外の場合、ビルドでエラーが発生します。
- 外部プログラムを参照するテスト フィクスチャ ファイルを作成する
- プロジェクト参照を作成するだけでなく、テスト ケースを実行する際に、参照先プログラムを含むアセンブリを事前ロードする必要もあります。次のコマンドは、外部ソースを呼び出すために必要な手続きポインターを TestSimpleTest フィクスチャ ファイルに設定します。
dotnet new mfunit-test --test-case SimpleTest --pre-load-library <external-assembly>
<external-assembly> は、外部プロジェクトでビルドされたアセンブリの名前です。外部ソースを呼び出すために必要な、正しく構成された手続きポインターを含む新しいテスト ケースが作成されます。
- 単体テスト プロジェクトをビルドする
- 次のコマンドは、現在の作業ディレクトリにある .cblproj ファイルを使用して単体テスト プロジェクトをビルドします。デフォルトでは、出力は \bin\Debug\net6.0(Windows)、または /bin/Debug/net6.0 (UNIX) サブディレクトリにビルドされます。
dotnet build
- 単体テスト プロジェクトを実行する
- 次のコマンドは、現在の作業ディレクトリにある .cblproj ファイルで指定された出力ディレクトリにビルドされた単体テスト プロジェクトを実行します。これは、.NET 6 テスト ランナー コマンドを使用するのと同じです (詳細については、「テスト ランナー構文オプション」を参照してください)。
dotnet run
注: --enable-dotnet-run-command false を使用すると、新しいプロジェクトの作成時にこのオプションを無効にすることができます。その場合は、テスト ランナー コマンドを使用してテストを実行する必要があります。