多数のファイルを扱う場合、Eclipse のパフォーマンスに影響する可能性があります。パフォーマンスへの影響を最小限に抑えるために、必要でない場合はオフに切り替えることができるタスクや機能がいくつかあります。また、Eclipse のメモリ割り当てを増やすこともできます。
検討すべき領域を次に示します。
大規模なコード ベースを扱う場合、エディターのパフォーマンスに影響する可能性があります。一部の IDE 設定、特に使用していない設定を無効にすることで、パフォーマンスが向上することがあります。
たとえば、ソース ファイルが大きい場合は、エディターでバックグラウンド解析をオフにしたり、[Trigger delay] を大きくしたりすると効果的なことがあります。バックグラウンド解析を使用すると、特に大規模なコード ベースを処理する場合に大量のオーバーヘッドが発生することがあります。無効にする方法については、「バックグラウンド解析の構成」を参照してください。
プロジェクト内のファイルの数を減らしてコンパイル時間を短縮するには、プロジェクトの次のプロパティのうち、不要なものを無効にします。
詳細については、「Eclipse でのアプリケーションのビルド」を参照してください。
Eclipse は、デフォルトではプロジェクトに追加されたすべてのファイルについてコンパイラ指令スキャンを実行するように構成されています。ソースのコード ベースが非常に大きい場合、自動スキャンによって IDE が遅くなる可能性があります。IDE で指令スキャンを自動的に実行しないようにするには、次の手順に従って無効にします。
ファイルのコンテキスト メニューから [指令の確定] を使用して、手動で、必要な場合にのみスキャンを開始できます。
Eclipse でのメモリの使用状況を監視するには、次の手順に従ってヒープ ビジュアライザーをオンにします。
特に大規模なコード ベースを扱う際、Eclipse でメモリ不足の例外が定期的に発生する場合や動作が遅い場合は、次の手順に従って Eclipse で使用できるメモリの量を増加できます。
--launcher.defaultAction openFile -vmargs -Xms512m -Xmx1024m ( or -Xmx3000m) -XX:+UseParallelGC
WTP ツールなど、パフォーマンスに影響する可能性があるツールで使用していないツールをオフにします。