一連の SYS 変数の値を編集して入出力ディレクトリをカスタマイズできる MF370CTL.CFG という構成ファイルが用意されています。デフォルトでは %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\bin ディレクトリにあります。
アセンブラーは、このデフォルトの場所の前に現在の作業ディレクトリで MF370CTL.CFG を検索します。
すべての出力変数でディレクトリを 1 つ指定できます。
出力変数 | 説明 |
---|---|
SYSIN | マクロ入力 .mlc ファイル |
SYSLIST | アセンブルおよびリンクのリスティング ファイル .mat、.prn、.lst |
SYSWORK | アセンブル、リンク、デバッガーの 370 作業ファイル .bal、.idf、.idx |
SYSPUNCH | PUNCH 文のアセンブル出力 .pch ファイル |
SYSMPC | アセンブル入力プリコンパイル マクロ .mpc |
SYSLIN | リンク入力 .lin ファイルおよびアセンブル出力 .obj ファイル |
SYSLMOD | リンク出力ロード メンバー .390 ファイル |
SYSLIB 入力変数および OBJ370 入力変数では、複数のディレクトリをセミコロンで区切って指定できます。そのため、マクロおよびコピーブックの検索ディレクトリを複数指定できます。SYSPARM 入力変数に指定できるパラメーターは 1 つです。
入力変数 | 説明 |
---|---|
SYSLIB | アセンブル入力マクロおよびコピー ファイル .mac および .cpy |
OBJ370 | リンク入力 .obj ファイル (SYSLIN の指定が含まれている必要がある) |
SYSPARM | マクロ入力 SYSPARM 値。デフォルトは MF370 です。 |
出力ディレクトリを指定する例を次に示します。
SET SYSLIB=.;C:\SYSLIB;C:\USERLIB1;"C:\USERLIB2 MFASM TEST.MLC"
この例では、アセンブル中に検出されたマクロおよびコピーブックを検索するディレクトリを、検索する順番に指定しています。SYSLMOD を設定すると、.390 ファイルなどの出力ファイルを特定の出力ディレクトリに送ることができます。