Apache Ant を使用する前に、次のセットアップを実行する必要があります。
Apache Ant をインストールしたら、環境を構成する必要があります。
Windows:
SET ANT_HOME=<ant_path>
UNIX:
EXPORT ANT_HOME=<ant_path>
Windows:
SET PATH=%PATH%;<ant_path>\bin
UNIX:
EXPORT PATH=$PATH:<ant_path>/bin
Enterprise Developer は、Apache Ant スクリプト .cobolBuild を使用して COBOL プロジェクトをビルドします。このスクリプトは .cobolProj プロジェクト ファイルから自動的に生成されます。
makefile、MSBuild、シェル スクリプトなどの既存の外部ビルド スクリプトでは、.cobolBuild を Ant ビルド ファイルとして使用して COBOL アプリケーションをビルドできます。
Micro Focus Enterprise Developer UNIX Components を使用してリモート マシン上で開発されたプロジェクトの Ant ファイルを使用する場合、アプリケーションは Ant が稼働するマシン上でビルドされます。
ant -lib "%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\bin\mfant.jar" -f .cobolBuild
ant -lib $COBDIR/lib/mfant.jar -f .cobolBuild
並列コンパイルを使用すると、マルチ CPU マシンにおいてソース コードをより短時間でコンパイルできます。これを行うには、mf.buildThreadCount=nn パラメーターを追加する必要があります。nn は使用する CPU スレッドの数です。
ant -lib "%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\bin\mfant.jar" -f .cobolBuild -Dmf.buildThreadCount=2
ant -lib $COBDIR/lib/mfant.jar -f .cobolBuild -Dmf.buildThreadCount=2
ant -lib "%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\bin\mfant.jar" -f .cobolBuild -Dmf.forceCompile=false
ant -lib $COBDIR/lib/mfant.jar -f .cobolBuild -Dmf.forceCompile=false
UNIX の場合:
export CLASSPATH=$CLASSPATH:$COBDIR/lib/mfant.jar
Windows の場合:
SET CLASSPATH=%CLASSPATH%;%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\bin\mfant.jar
-logger com.microfocus.ant.CommandLineLogger-logger オプションは、次のように環境変数として指定することもできます。
Windows の場合:
set ANT_ARGS=-logger com.microfocus.ant.CommandLineLogger
UNIX の場合:
export ANT_ARGS=-logger com.microfocus.ant.CommandLineLogger
独自のシェル スクリプトをビルド前およびビルド後のイベントとして設定し、コンパイルの前または後に .cobolBuild Ant スクリプトの一環として実行できます。
ビルド前およびビルド後のイベントを設定するには、次の手順を実行します。
[Events] フィールドで変数を参照する場合は、リンク リソースのパス変数の前に ${pathVar. を付け、変数を } で閉じる必要があります。たとえば、PROJECT_LOC という変数は ${pathVar.PROJECT_LOC} としてコーディングする必要があります。
リンク リソースのパス変数は、プロジェクトのプロパティで次のように定義されます。