- アプリケーションを呼び出す前に、MFTRACE_CONFIG 環境変数を ctf.cfg 構成ファイルを指すように設定します。次に例を示します。
Windows:
set MFTRACE_CONFIG=c:\ctf\ctf.cfg
UNIX:
export MFTRACE_CONFIG=/home/usr/ctf/ctf.cfg
デバッグ構成でこの環境変数を設定すると、この構成でデバッグする際にトレースが自動的に有効になります。
- MFTRACE_LOGS 環境変数を設定して、CTF トレース ファイルの作成先の場所を指定します。MFTRACE_LOGS が設定されていない場合は、現在のフォルダーが使用されます。
注:32 ビット版及び 64 ビット版 Enterprise Developer コマンド プロンプト では、MFTRACE_LOGS を %ProgramData%\Micro Focus\Enterprise Developer\2.x\mftrace\logs に設定します。
- 構成ファイルを編集して、トレースする情報を指定します。次に例を示します。
mftrace.dest = binfile
mftrace.emitter.binfile#location = c:\logs (Windows) or
/home/usr/logs (UNIX)
mftrace.level.mf.rts = info
mftrace.comp.mf.rts#pgm = true
mftrace.comp.mf.rts#pgmload = true
mftrace.comp.mf.rts#syspgm = true
注:上記のように、トレース ファイルの場所が設定ファイルで指定されている場合は、MFTRACE_LOGS 設定はオーバーライドされます。
- 設定した環境からアプリケーションを実行します。
JVM 環境を使用している場合は、mfjvm.ctf ファイルを使用して CTF トレースを構成し、プログラムのクラスパスに確実に格納することもできます。このファイルの形式は ctf.cfg ファイルと同じで、通常は Web アプリケーションのトレースが必要な場合に使用されます。
クラスパスにファイルがあるようにするには、次のようにします。
- 標準の JVM CLASSPATH システム変数を使用して、ファイルが格納されているディレクトリへのパス名を指定します。
- クラスパス上にある .jar ファイルのルートにファイルを置きます。
- Web サービスの .war ファイルの WEB-INF/classes ディレクトリにファイルを置きます。
注:MFTRACE_CONFIG 変数も設定されている場合は、このメソッドに優先して使用されます。