注記項内にある COPY 文は処理される。
現在、この制限は廃止されている。
external-file-name-literal は英数字定数であり、ファイル名に関するオペレーティング システムの規則に準拠するものとする。これを指定する際には、引用符で囲んでも囲まなくてもよい。
text-name および引用符で囲んでいない external-file-name-literal は、常に大文字に変換される。
引用符で囲んでいない library-name-literal は常に大文字に変換される。
REPLACING を指定すると、ライブラリ原文がコピーされライブラリ原文内の、pseudo-text-1、identifier-1、literal-1、word-1、および partial-word-1 に一致するそれぞれの部分が、対応する pseudo-text-2、identifier-2、literal-2、word-2、または partial-word-2 で置き換えられる。
partial-word-1 およびライブラリ原文語との間で比較結果が一致した場合、ライブラリ原文語は結果の原文に配置され、一致した文字が partial-word-1 で置き換えられるか、partial-word-2 内に原文語がない場合は削除される。
比較の対象とされた右端の原文語の直後のライブラリ原文語は、その後に左端の原文語と見なされる。REPLACING で指定された最初の pseudo-text-1、identifier-1、word-1、literal-1、または partial-word-1 を起点として、比較サイクルが再開する。
この原文に COPY 文を含められる。ただし、内包される COPY 文およびすでに展開済みの COPY 文は REPLACING 指定を含まないものとする。また、再帰的な COPY 文 (COPY 文が内部でライブラリ原文を参照する) は許可されない。
この方法では、任意のレベルまで COPY 文を入れ子構造にできる。入れ子構造のいずれかの COPY 文に REPLACING 指定を含められる。この場合、下位レベルのすべての COPY 文で REPLACING 指定が有効になる。
ただし COPY 文は例外である。
すべての COPY 文の処理が完了するまで、COBOL 翻訳群全体の構文の正しさは判別できない。
COPY 文の処理結果としてソース原文に行が追加される場合、COPY 文がデバッグ行で開始するか、コピー中の原文語がライブラリ原文内のデバッグ行にあると、その原文語はデバッグ行に配置される。BY で指定する原文語が導入されると、置換される最初のライブラリ原文語をデバッグ行で指定する場合に、BY で指定する原文語がデバッグ行上に配置される。上記の場合を除き、結果のソース原文内のデバッグ行に配置されるのは、pseudo-text-2 内のデバッグ行で指定されている原文語のみである。literal-2 として指定する定数、または pseudo-text-2 かライブラリ原文内で指定する定数が、結果のソース原文内で 1 行に収まらない長さであり、かつその定数がデバッグ行に配置されていない場合、定数の超過分を収容する継続行が追加される。置換した結果、定数の超過分がデバッグ行にかかる場合は、翻訳群はエラーとなる。
以下の例は、「言語リファレンス - 第 3 部:追加トピック」の「例」の章に含まれている。