この Micro Focus COBOL システムでは、DOS/VS COBOL 構文のサポート範囲は限られている。この COBOL システムでは VS COBOL II 方言に関して区別をしていない。これは、MVS および CMS に対しては VSE/ESA で実装されるためである。
DOS/VS のすべての予約語を使用できるように、DOS/VS 指令が用意されている。FLAG"DOSVS" コンパイラ指令を使用すると、DOS/VS COBOL には含まれない構文にフラグを付けられる。
DOS/VS COBOL は OS/VS COBOL とほとんど同じであるが、次の違いがある。
ASSIGN (EXTERNAL) 指令が設定されていると、SET コマンドで定義される変数は次のいずれかになる。
特殊レジスタ (「特殊レジスタ」セクションを参照) の表で、次のとおりに DOS/VS COBOL 用の登録を行う必要がある。
特殊レジスタ:
COM-REG
暗黙のデータ記述 PICTURE:
PIC X(11)
使用法:
DOS/VS COBOL では、このフィールドは DOS 通信領域の 12 バイトから 22 バイトに相当する。ただし Micro Focus COBOL システムでは、この通信領域は単に割り当てられて初期化されるのみで、プログラムが通信領域に配置するデータには特別な意味はない。