ADO.NET オブジェクト共有文は、COBOL プログラムと他の .NET アプリケーション間で、ADO.NET オブジェクト (Connection、DataSet、DataReader) を共有するために使用します。一連の GET 文は、(dbman=ado の場合に) OpenESQL が EXEC SQL コマンド用に生成したオブジェクトを取り込みます。BIND 文は COBOL プログラムから他の .NET アプリケーションで生成された ADO.NET オブジェクトにアクセスするとき、UNBIND
文は BIND 文でアクセスしたオブジェクトと COBOL プログラムとの関連付けを解除するときに、それぞれ使用します。
具体的な ADO.NET オブジェクト共有文は次のとおりです。
- GET CHANGES:変更された情報のみを含む DataSet を作成する。
- GET CONNECTION:現在の OpenESQL 接続オブジェクトを取得する。
- GET CURSOR:EXEC SQL カーソルに関連付けられている DataReader または DataSet を取得する。
- GET RUNTIME:OpenESQL MFADORTS ランタイム オブジェクトを取得する。
- BIND CONNECTION:名前で指定した EXEC SQL 接続に、既存の接続オブジェクトの使用を許可する。
- BIND:指定した EXEC ADO DataSet に、既存の DataSet オブジェクトの使用を許可する。
- REBIND CONNECTION:以前バインドした EXEC SQL 接続オブジェクトに、新しいトランザクションオブジェクトが使用されていることを通知する。
- UNBIND:バインドしている DataSet オブジェクトへの OpenESQL 参照を解放する。
- UNBIND CONNECTION:バインドしている接続オブジェクトへの OpenESQL 参照を解放する。