PL/I メッセージ ユーザー出口では、コンパイル時や実行時に発行されるメッセージを監視できます。PL/I のさまざまなコンポーネントから発行されるメッセージは、いずれもユーザー出口に提示されます。コンパイラから発行されたメッセージであれば、さらに -f コンパイル時オプションの対象となります。
ユーザー出口では次のことが可能です。
例:
plisql1.pp (0,0) : Error MPLIE00042W : Errors have ...
重大度が引き下げられた場合、メッセージは次のように表示されます。
plisql1.pp (0,0) : Warning MPLIE00042W-: Errors have ...
戻りコードは 8 ではなく 4 です。
重大度が引き上げられた場合、メッセージは次のように表示されます。
plisql1.pp (0,0) : Severe MPLIE00042W+: Errors have ...
戻りコードは 8 ではなく 12 です。
出口から戻ったメッセージは -f オプションの対象にはなりません。MPLIE00042W の後の + または - の符号は重大度の変化を示していることに注意してください。
Enterprise Developer には、必要に応じて変更できるスケルトンのユーザー出口がデフォルトで用意されています。これを使用してコンパイル時の情報を収集し、リアルタイムでまたは後から分析することができます。ユーザー出口を変更した場合は、提供されているスケルトンのユーザー出口よりも優先されるようにするか、そのユーザー出口に置き換えます。
コンパイル時ユーザー出口は、次のようにビルドする必要があります。
mfplx mfplictx.pli -macro -dll -native -opt -nolaxdcl -vax -pp mfplictx.pp”
mfplictx (小文字) という実行可能ファイル名があり、これが検索パス (PATH (Windows)) 上のディレクトリ内に配置されている必要があります。