ES_DSENQSHR

ES_DSENQSHR
JCL ジョブ カードで DSENQSHR キーワードが指定されている場合および指定されていない場合の DSENQSHR キーワードの処理を有効にして構成します。
構文
ES_DSENQSHR={ALLOW|AUTO|USEJC|DISALLOW}
パラメーター
ALLOW
JCL ジョブ カードで DSENQSHR キーワードが指定されている JCL ジョブの場合、DSENQSHR をジョブ カードで指定された値に設定します。JCL ジョブ カードで DSENQSHR キーワードが指定されていないジョブの場合、それらのジョブごとに DSENQSHR=ALLOW を設定します。
AUTO
JCL ジョブ カードで指定された値を使用します。これにより、その値が ALLOW または USEJC の場合は ES_DSENQSHR が ALLOW に設定され、それ以外の場合は DISALLOW に設定されます。
DISALLOW
JCL ジョブ カードで DSENQSHR キーワードが指定されていないジョブの場合、それらのジョブごとに DSENQSHR=DISALLOW を設定します。
デフォルト
ES_DSENQSHR=DISALLOW
説明
ES_DSENQSHR が設定されていない場合、JCL ジョブ カードの DSENQSHR の値が使用されます。この場合、ジョブ カードで DSENQSHR が USEJC に設定されている場合、ES_DSENQSHR は DISALLOW に設定されます。

ジョブで DSENQSHR が許可されている場合、排他的ロックを必要とする最後のステップを実行した後、排他的データセット ロックは SHARED にダウングレードされます。

動的な排他的エンキュー (IDCAMS DELETE 操作など) により生じる排他的ロックは、DSENQSHR 設定に関係なく、ジョブが終了するまで排他的ロックとして維持されます。

VSAM データセットでは VSAM Shareoptions を使用します。これを有効にするには、ES_SHAREOPT=Y 環境変数を使用します。