バッチ ジョブを使用して MGMT クラスを定義し、EXPIRE AFTER 時間 (日数単位) を指定できます。
現在、その他のメインフレーム MGMTCLAS プロパティはサポートされていません。
TSO に似たコマンドを IKJEFT01 ユーティリティで使用して、MGMTCLAS 値を保存、表示、または削除できます。
次に、MGMTCLAS ユーティリティの使用例を示します。
//ISDCS01 JOB 'COPY01',CLASS=A,MSGCLASS=A //*------------------------------------------------------------------ //STEP30 EXEC PGM=IKJEFT01 //SYSPRINT DD SYSOUT=* //SYSIN DD DUMMY //SYSTSIN DD * %SMS MGMTCLAS NAME(YYYY) EXPIREAFTER(000365) FUNC(ISRT) %SMS MGMTCLAS NAME(YYYY) EXPIRENOUSE(000014) FUNC(ISRT) %SMS MGMTCLAS NAME(XXXX) RETLIM(000200) FUNC(ISRT) //SYSPRINT DD SYSOUT=* //SYSTSPRT DD SYSOUT=* //
MGMTCLAS では次のパラメーターを使用できます。
DD 文で MGMTCLAS パラメーターを使用し、JCL で新しいデータセットをカタログ化できます。次に例を示します。
//DEF EXEC PGM=IEFBR14 //DEF1 DD DSN=TEST.MCLAS,DISP=(NEW,CATLG), // MGMTCLAS=(XXXX),UNIT=SYSDA
この例では、MGMTCLAS に関連付けられている EXPIREAFTER 値を JCL で使用し、データセットの有効期限を計算しています。これはカタログで保持され、カタログ メンテナンス ユーティリティで古いデータセットを有効期限切れにする際に使用されます。
MGMTCLAS ユーティリティには DATACLAS メンテナンス関数が含まれています。
%SMS コマンドを使用して DATACLAS を保守できます。次に例を示します。
%SMS DATACLAS NAME(ABC) RECFM(FB) LRECL(80) FUNC(ISRT)
この例で使用されている DATACLAS パラメーターは、次のとおりです。
この他に、次の DATACLAS プロパティを使用できます。AVREC、AVVALUE、BLKSIZE、DIRECTORY、DSORG、KEYLEN、KEYOFF、LRECL、NAME、PRIMARY、RECFM、RECORG、および SECONDARY
EXPIRENOUSE に値が指定されている場合、その値はデータセットの最終変更日に追加され、それが現在の日付よりも前の日付になると、データセットは期限切れとしてマークされるため、アンカタログして削除できます。EXPIRENOUSE に値が設定されていないが、EXPIREAFTER に値が設定されている場合、その値は現在の日付と照合され、それが現在の日付よりも前の日付になると、データセットは期限切れとしてマークされるため、アンカタログして削除できます。詳細については、「カタログ メンテナンス」を参照してください。