COBSQL プログラムおよびアプリケーションのコンパイルに使用する PREPROCESS コンパイラ指令を (cobsql) オプション付きで使用する方法について説明します。
構文
{preprocess | p}(cobsql) [[[{cobsqltype|csqlt}=preCompiler] [COBSQLopts] {end-cobsql|end-c|end} [PreCompilerOpts endp]]
パラメーター
- preCompiler
- サード パーティのデータベース プリコンパイラ名です。デフォルトは「oracle8」です。有効な値の一覧は、COBSQLTYPE、CSQL を参照してください。
- COBSQLopts
- COBSQL コンパイラ指令オプション。各オプションの詳細は、「COBSQL コンパイラ指令オプション」を参照してください。
- end-cobsql|end-c|end
- COBSQL オプションの終了を通知します。
- PreCompilerOpts
- サード パーティ プリコンパイラ指令のオプション。
- endp
- PREPROCESS 指令に指定されたオプションの終了を通知します。
説明
end-c および endp は、次のように作用します。
- end-c の前に記述された指令が COBSQL に渡されます。
- end-c と endp の間に記述された指令は、COBSQL を通じてサード パーティのプリコンパイラに渡されます。
- endp の後に記述された指令が COBOL コンパイラに渡されます。
警告: COBOL コンパイラ指令を追加する前に、必ず
endp を指定してください。COBSQL は endp に到達するまで指令を処理し続けるため、これを省略した場合、COBOL 指令が COBOL コンパイラではなく COBSQL 指令で処理されることになります。
例
- Oracle
-
cobol testprog p(cobsql) csqlt=ora makesyn end-c xref=yes mode=ansi endp list()
end-c で終了する COBSQL 指令は、csqlt=ora と makesyn です。endp で終了するプリコンパイラ指令 (この場合は、Pro*COBOL) は、xref=yes と mode=ansi です。COBOL コンパイラ指令は list() です。
cobol sample.pco anim preprocess(cobsql) cstart cstop csqlt=ora end-c comp5=yes endp;
指定された COBOL コンパイラ指令は anim です。preprocess(cobsql) で開始し、end-c で終了する COBSQL 指令は、cstart cstop と csqlt=ora です。endp で終了するプリコンパイラ指令 (この場合は、Pro*COBOL) は、comp5=yes です。セミコロン (;) はコマンド ラインの終わりを示します。