Enterprise Server クラスターに必須の構成は、最小限に限られます。必須の環境変数は、クラスターのメンバーとして参加するリージョンごとに設定する必要がある ES_CLUSTER、およびグローバル ロック マネージャー (GLM)
として指定されるリージョンで設定する必要がある ES_GLM のみです。
必須の環境変数
- ES_CLUSTER
- 値:この変数には任意の値を設定できます。
- この環境変数は、Enterprise Server クラスターのメンバーとして参加するすべてのリージョンで設定する必要があります。
- ES_GLM
- 値:この変数には任意の値を設定できます。
- この環境変数は、GLM として指定されるリージョンで設定する必要があります。
オプションの環境変数
- ES_CLUSTER_ISC_TRACE
- 値:この変数には任意の値を設定できます。
- この変数を設定することで、Enterprise Server クラスター ISC リスナーでのトレーシングを有効にします (動的に作成される定義はありません)。ES-Cluster-ISC-trace.txt というファイルがリージョンの作業領域内に作成されます。
- ES_CLUSTER_LISTENER_PORT_TO_USE
- 値:port-number
- この変数では、クラスターのリスナーに使用する特定のポートを指定できます。
- ES_NO_CLUSTER
- 値:この変数には任意の値を設定できます。
- この変数を使用して、Enterprise Server クラスターを結合しないようにできます。
- ES_GLM_TIMEOUT
- 値:n 秒数。
- この変数は、GLM として指定されるリージョンにのみ適用されます。この変数は秒単位で定義され、接続が永続的に無効になる前に GLM へのサブミット要求を再試行できる期間を指定します。タイムアウト値は GLM からクラスターの他のすべてのメンバーにプッシュされます。
- ES_HOSTNAME_TO_USE
- 値:ホスト名
- Enterprise Server を実行するマシンが複数のネットワーク カードを使用する際、場合によりこの変数を設定し、Enterprise Server の通信マネージャー (MFCS) にどのホスト名を使用するかを示す必要があります。