既存のデータ ファイルをディスクからデータベースに移動するには、dbfhdeploy コマンド ライン ユーティリティを使用してデータストアにディプロイする必要があります。ディプロイしたら、それらをデータストア内から検出できるように CICS 環境を構成する必要があります。
新しいリソースを作成する場合も既存のリソースを更新する場合も、データベース ファイル処理に固有の変更は同じです。新しいデータストアの場所を指すように、ファイルの詳細を示す FCT 内でファイル パスを更新する必要があります。次の例では、CICS データストア内の VSAM フォルダーに格納されている ACCTFIL ファイルを使用して、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) のリージョンを構成します。
[File Path] フィールドで使用する表記の詳細については、「dbfhdeploy コマンド ライン ユーティリティ」の Category パラメーターを参照してください。
トランザクションのデータであるため、[Backward Recovery] フィールドがオンになっていることを確認してください。これは、ファイルが保護されたリソースであり、ファイルに対する変更はバックアウトできることを示します。これをサポートするには、ファイルが格納されているデータストアを指すようにエンタープライズ サーバー リージョン内の XA リソースを構成する必要があります。「データストアの構成」の章で、使用しているデータベース タイプに対応する「XA リソースの作成」を参照してください。
データ ファイルが開いているときに CICS 環境を実行しているエンタープライズ サーバー リージョンが異常終了した場合、Enterprise Server で自動的にファイルを回復するように試行されます。ファイル アクセスのエラー (ファイル ロック状態など) が引き続き発生する場合は、dbfhadmin コマンド ライン ユーティリティを実行してファイルを回復してください。