レコードの追加方法は、順編成ファイル、索引付きファイル、および相対ファイルのそれぞれで異なります。これは、順編成ファイルにはキーがなく、また、相対ファイルと索引付きファイルには異なる種類のキーがあるためです。また、VSAM ES ファイルには、特に配慮が必要です。
順編成ファイル
新しいレコードは、現在選択されているレコードの前後に挿入できます。
新しいレコードは、次の方法で作成することもできます。
- 既存のレコードを一度コピー
- 既存のレコードを複数回コピー。この方法は、
「多重反復」と呼ばれます。順編成ファイルでテスト データをすばやく設定する方法です。
索引付きファイル
索引付きファイルに新しいレコードを追加するには、新しいレコードを作成するか、既存レコードをコピーします。データ ファイル ステータス バーに表示される行番号は 0 にリセットされます。詳細については、
「データ ファイルのナビゲート」を参照してください。
索引付きファイルのレコードを追加する場合は、新しいレコードに一意のキーをすべて指定する必要があります。必ず、プライム キーを一意のキーにします。ファイルに一意の代替キーが 1 つ以上ある場合もあります。
レコード レイアウトをロードした状態でレコードを挿入する場合、挿入プロセスで指定したキー情報は、選択したレコード レイアウトに関連付けられている条件付きデータよりも優先されます。レコード レイアウトの詳細については、
「Record Layout Editor」を参照してください。
相対ファイル
相対ファイルに新しいレコードを追加するには、新しいレコードを作成するか、既存レコードをコピーします。
新しいレコードを追加する場合、Data File Editor が新しいレコードをファイルに配置できるように相対レコード番号を提供する必要があります。データ ファイル ステータス バーに表示される行番号は 0 にリセットされます。詳細については、
「データ ファイルのナビゲート」を参照してください。
レコード レイアウトをロードしていない場合、Data File Editor は、適切な埋め込みバイトを使用し、レコードを次の長さに設定します。
- 可変長ファイルの場合は最小レコード長
- 固定長ファイルの場合は最大レコード長
VSAM ES ファイル
VSAM ES ファイル (ESDS ファイルとも呼ばれる) に新しいレコードを作成するには、ファイルの最後に空のレコードを追加します。ファイルに代替索引がある場合、一意のキー値も指定する必要があります。
新しいレコードは、必ず物理的にファイルの最後に配置されます。ファイルに代替索引がある場合、編集ウィンドウの中で、参照のキーで指示されるファイル内の位置に空のレコードが表示されます。詳細については、「データ ファイルのナビゲート」を参照してください。
レコードを追加したら、編集セッションにフィールド値を指定します。