スクリプト ファイルを使用した PostgreSQL データストアの作成

データベースが必要なときに存在していない場合 (たとえば、データベース インスタンスでまだ作成されていないデータストアにデータ ファイルをアップロードしようとした場合)、その時点でデータベースが作成されます。RDBMS の種類によってはこの処理に時間がかかることがあるため、事前に SQL スクリプトを使用して必要なデータベースを作成しておくことをお勧めします。

  1. データベース スクリプト ファイルを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -script -type:datastore -provider:pg -name:<datastore-name> [-db|existdb:<database-name>] [-file:<script-name.sql>] 

    <database-name> は複数のデータストア/リージョンとリージョン間データベースを格納できる新しいデータベース (-db) または既存のデータベース (-existdb) の名前です。これらのオプションを省略した場合、データストア用に <datastore-name> の名前で新しいデータベースが作成されます。<script-name.sql> は作成するスクリプト ファイルの名前です。

    注: -file オプションを省略した場合のデフォルト名は create_datastore_<datastore-name>_pg.sql です。
  2. 必要なすべてのデータストアについて、追加のスクリプト ファイルを作成します。

    スクリプト ファイルを作成したら、dbfhadmin ユーティリティを使用して実行し、必要なデータベースを作成します。-createdb コマンドを実行する前に、psql コマンドが PATH にあることを確認してください。

  3. データベースを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -createdb -provider:pg -type:datastore -file:<script-name.sql> -user:<user> 
    <script-name.sql> は前の手順で作成したスクリプト ファイルの名前、<user> はデータベースの有効なユーザー名です。パスワードを取得するために、パスワード ファイルでそのユーザー名のエントリが作成されていることが前提になります。パスワード ファイルは、Windows では %APPDATA%\postgresql\pgpass.conf、Linux ではユーザーの home ディレクトリの .pgpass です。代わりに、-createdb コマンドを実行する前に pgpassword 環境変数を設定することもできます。Linux では、PostgreSQL で PGPASSFILE 環境変数を使用したパスワード ファイルの場所の指定もサポートされます。詳細については、PostgreSQL のドキュメントを参照してください。
注: データストアの作成にスクリプト ファイルを使用しない場合は、dbfhdeploy data create URL/<datastore-name> コマンドを使用して作成する必要があります。

データストアを作成したら、それらを使用するようにデータベース構成ファイルを構成できます。