Enterprise Server の全般の環境変数

次の環境変数は、Enterprise Server のすべてのコンポーネントに適用されます。

ES_3270_REMOVE_NULL_COLOR_ATTRIB
LOW-VALUE に設定された拡張カラー属性を 3270 エミュレーターに送信しないように設定します。これは、IBM のパーソナル・コミュニケーションズ (PCOM) に関する問題 (http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21461404 を参照) の回避策として使用します。
ES_CAS_API
コマンド ラインからではなく呼び出しによって casout または cassub が実行されているかどうかを示します。
ES_CONSOLE_LOG
コンソール メッセージを Windows イベント ログに送信します。
ES_CSKL_NO_MSG_CONSOLE
console.log への CSKL のメッセージ書き込みを停止します。
注:Micro Focus では、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用してこの環境変数を構成することをお勧めします。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_ELAPSED_DISPATCH_SECONDS
casmgr が待機状態のジョブをチェックしてから開始する頻度を秒単位で指定できます。デフォルト値は 5 秒間隔です。
ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC
サーバーのセキュリティを強化するためにデフォルトの ESMAC ユーザーを無効にできます。ログオン画面の [DEFAULT] ボタンが無効になり、有効なユーザー ID およびパスワードの入力が常に求められるようになります。
ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE
ESMAC カタログ ビューに表示される項目の数、またはジョブ リスト ビューの SYSOUT ファイルに表示される行の数。
ES_LEGACY_ECI
Enterprise Server が IBM CTG の代わりに Micro Focus ECI を使用する必要があることを示します。
ES_HARD_KILL_PROCESS
Enterprise Server がプロセスを強制終了する方法を変更できます。

構文

ES_HARD_KILL_PROCESS=Y|N
デフォルトでは、Enterprise Server は最初に単一のソフト強制終了を実行します。ソフト強制終了が失敗した場合は、ハード強制終了を実行します。
Y|N
ソフト強制終了の後にハード強制終了を実行するかどうかを指定します。実行する場合は Y、実行しない場合は N です。

デフォルト値は Y です。

ES_MAX_CATALOG_LINES
ESMAC カタログ ビューに表示されるエントリの数を制限します。デフォルトは 5000 です
ES_MAX_HTTP_OUT
Enterprise Server によって送信される HTTP 応答の最大サイズ (バイト単位) を指定します。
注:以前は、これは ESCWA の [ES Control] ページの [HTTP Out] フィールドによってのみ制御されていました。
注:Micro Focus では、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用してこの環境変数を構成することをお勧めします。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_MEM_STRATEGY
サポートされるメモリ プロセスのタイプを選択します。
ES_MFDS_ADDRESS
/m パラメーターが設定されていない場合に casstart で使用するサーバー アドレスを指定します。
ES_OTMA_TIMEOUT
OTMA クライアントが応答を待つ時間。
ES_PRODUCTION
ES_PRODUCTION=Y が設定されている場合、IDE のそのリージョンからデバッグ セッションを開始できなくなります。
注:Micro Focus では、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用してこの環境変数を構成することをお勧めします。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_RDO_MAX_RESOURCES
Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) または Enterprise Server Monitor and Control (ESMAC) に表示される CICS リソース タイプのレコードの最大数を指定します。
注:Micro Focus では、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用してこの環境変数を構成することをお勧めします。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_RTLS_CERT_AUTH_FILEPATH
TLS 対応の Redis SOR に使用される証明機関ファイルへの絶対ファイル パス。
ES_RTLS_CERT_FILEPATH
TLS 対応の Redis SOR に使用される証明書ファイルへの絶対ファイル パス。
ES_RTLS_PRIVATE_KEY_FILEPATH
TLS 対応の Redis SOR に使用されるプライベート キー ファイルへの絶対ファイル パス。
ES_SEP_DORMANT_TIME
一時 SEP 休止時間のオーバーライドを許可します。
ES_SERVER
サーバー名 (casstart または casstop で -r スイッチを指定していない場合に使用されます)。
ES_SYSOUT_HOLD
SYSOUT ファイルのステータスが Out Hold に設定されます。
ES_TN3270_FORCE_ALT
TN3270 端末エミュレーターの使用時にデフォルト以外の画面サイズを使用できるようにします。
ES_TN3270_MODEL_LOG
CEBR トランザクションを使用して表示できる TN32MODL という名前の一時記憶域キューに TN3270 エミュレーターのモデル名を書き込みます。
ES_USR_DFLT_CICS
CICS 認証用にログオンしているユーザーがいない場合にデフォルト ユーザーのオーバーライドを許可します。
ES_USR_DFLT_ESMAC
ESMAC 認証用にログオンしているユーザーがいない場合にデフォルト ユーザーのオーバーライドを許可します。
ES_USR_DFLT_JES
JES 認証用にログオンしているユーザーがいない場合にデフォルト ユーザーのオーバーライドを許可します。
ES_WS_RUNAWAY_TIMEOUT
クライアントが Web サービスからの応答を待つ時間 (秒単位)。有効な値は 0 から 65535 秒です。
IMSCPY
DBDGEN、MFSGEN、および PSBGEN ユーティリティのコピーブック ファイルの場所。
ISPPROF
ISPF ダイアログ プロファイルの場所。
JAVA_HOME
JDK の場所を指定します。
MAINFRAME_FLOATING_POINT
浮動小数点データ項目に使用する形式を指定します。使用可能な形式は IBM 16 進数および IEEE です。

構文

SET MAINFRAME_FLOATING_POINT=fpstatus

パラメーター

fpstatus 浮動小数点データ項目に使用する形式。次のどちらかです。

  • true IBM 16 進形式の浮動小数点データ項目を使用することを指定します。
  • false IEEE 形式の浮動小数点データ項目を使用することを指定します。

MAINFRAME_FLOATING_POINT を true 以外に設定した場合は、false に設定した場合と同じ効果があります。

この環境変数の設定は、NATIVE-FLOATING-POINT 指令によってオーバーライドできます。

MF_AMODE31ONLY
すべてのプログラムが AMODE(31) であることを示します。
MF_CHARSET
システム文字セットを指定します (ASCII または EBCDIC)。
MF_USESCA5
サーバーがバージョン 5 の Open Service Component Architecture を使用する必要があることを指定します。
  • ON (デフォルト)
  • OFF
MFACCCGI_CHARSET
ESMAC によって返される HTTP ヘッダーで使用される文字セットを指定できます。有効な値は、IANA 定義の文字セット文字列です。

この変数が設定されていない場合、文字セットはデフォルトで次のようになります。

  • windows-1252
MFCODESET
使用する変換テーブルを指定します。
  • UNIX プラットフォームの場合 (Micro Focus Enterprise Developer UNIX コンポーネントが必要):事前定義された国別コードは以下のとおりです。
    重要:EURO コードセットを指定するには、つまり、ユーロ記号 (€) を使用する場合は、下記の該当する国別コードに「E」をプレフィックスとして付けます。国別コードにプレフィックス「E」が付いていない場合は、非ユーロのコードを示します。

    国別コード

    (MFCODESET)

    EBCDIC CCSID 言語
    AUTOMATIC

    AUTO

    オペレーティング システムのデフォルト - CBL_GET_OS_INFO に基づいて国別コードを設定します
    DEFAULT Windows では 0437 (英語 (米国))、日本語版 Windows では 0081 (日本語カタカナ拡張) に設定されます。
    0031 37、1140 オランダ語
    0033 297、1147 フランス語
    0034 284、1145 スペイン語
    0039 280、1144 イタリア語
    0043 273、1141 ドイツ語 (オーストリア)
    0044 285、1146 英語 (イギリス)
    0045 277、1142 デンマーク語
    0046 278、1143 スウェーデン語
    0047 277、1142 ノルウェー語
    0049 273、1141 ドイツ語
    0066 838 タイ語拡張
    0081† 930 (290、300) *日本語カタカナ拡張
    0082 933 (833、834) *韓国語
    0086 13676 (836、837) *簡体字中国語
    0351 37、1140 ポルトガル語
    0358 278、1143 フィンランド語
    0420 420 アラビア語

    以下の「アラビア語サポートに関する考慮事項」を参照してください。

    0437 37、1140 英語 (米国)
    0500 500、1148 国際 (ラテン 1)
    0886 937 (37、835) *繁体字中国語
    0930 † 930 (290、300) *日本語カタカナ拡張
    0939 † 939 (1027、300) *日本語ラテン拡張
    9122 † 9122 (290、300) *日本語カタカナ

    アスタリスク (*) が付いている文字セットは 1 バイト文字と 2 バイト文字混合の変換に対応しています。これらの行の EBCDIC CCSID では、最初に混合バイトの CCSID が示されており、その後に 1 バイトおよび 2 バイトのコード ページ グローバル識別子 (CPGID) がかっこ内に示されています。

    かっこ内のその他の EBCDIC CCSID は、該当の国別コードに対する「非ユーロ、ユーロ」を表しています。

    Windows 上の DBMS サーバーを使用するデータベース アプリケーションの場合は、上の表を使用してください。

    1 バイト文字セットの 819 または 923 を使用して作成された UNIX データベースにアクセスするWindows および UNIX のデータベース アプリケーションの場合は、次の表を使用してください。
    国別コード

    (MFCODESET)

    EBCDIC CCSID 言語
    1140 37、1140 オランダ語、英語 (米国)、ポルトガル語
    1141 273、1141 ドイツ語 (オーストリア)、ドイツ語
    1142 277、1142 デンマーク語、ノルウェー語
    1143 278、1143 スウェーデン語、フィンランド語
    1144 280、1144 イタリア語
    1145 284、1145 スペイン語
    1146 285、1146 英語 (イギリス)
    1147 297、1147 フランス語
    1148 500、1148 国際 (ラテン 1)
  • 2000 から 9999 (9122 を除く) のコードはユーザー定義の変換テーブルに対応します。ユーザー定義テーブルは、Codecomp ユーティリティを使用して作成されます。

英国または米国以外の言語設定を使用する場合は、さらに PC の環境設定でコードページを設定する必要があります。

  • [マイ コンピューター] を右クリックします。
  • [プロパティ] を選択します。
  • [システムの詳細設定] をクリックします。
  • [環境変数] をクリックします。
  • [システム環境変数] にある [新規] をクリックします。
  • [変数名] に「MFCODESET」と入力し、[変数値] に「XXXX」と入力します。XXXX は選択したコードページです。
MFCSCFG
クライアント/サーバー結合のクライアント プログラムで使用される構成ファイルを指定します。

構文

SET MFCSCFG=filename

パラメーター

filename 構成ファイルの名前。

SET MFCSCFG=/home/mydir/mfclisrv.cfg

説明

MFCSCFG の値は、コマンド ラインで値が定義されている場合はその値によってオーバーライドされます。どちらの方法でもファイル名が指定されていない場合は、デフォルト名の構成ファイル mfclisrv.cfg が現在のディレクトリ内で検索されます。それでもファイルが見つからない場合は、各構成パラメーターのデフォルト値が使用されます。

MFEXTMAP
マッパー ファイルの場所。
MFLOGDIR
クライアント/サーバー結合のログ ファイルが使用するディレクトリを指定します。

構文

SET MFLOGDIR=dirname

パラメーター

dirname ログ ファイルのディレクトリの名前を指定します。

SET MFLOGDIR=/home/mydir/logs
MFLECONFIG

Language Environment (LE) ランタイム オプションの構成ファイルを指定します。

構文

SET MFLECONFIG=filename

パラメーター

filename 使用する LE ランタイム オプションを含むファイル。

MFPRELOAD_USE
MFPRELOAD を呼び出してパフォーマンスを改善します。
MFRU_NOINHERIT
ランタイム システムの初期化時にプロセスを共有メモリに登録するかどうかを決定します。非常に多くの COBOL プロセスが実行されている場合に共有メモリ セグメントに使用可能なスロットがないと、初期化時に COBRT105 エラーが発生することがあります。この変数を Y または TRUE に設定すると、登録プロセスがスキップされます。ただし、Y に設定した場合、さまざまなランタイム設定 (スイッチ、共有メモリ、コンソール ウィンドウ設定など) が子プロセスに継承されなくなります。

変数が設定されていない場合 (デフォルト)、登録プロセスはスキップされません

構文

SET MFRU_NOINHERIT=Y|TRUE

デフォルトでは、この変数は設定されていません。

MFSUB
SUBI または ASUBI のどちらを使用するかを指定します。
MFSYSCATDIR
システム カタログ ディレクトリの場所。
MFUSER
デフォルトのユーザー ID。
MFUSERCAT_LOC
SMS データセットの完全修飾名。
MQSERVER
WebSphere MQ サーバー インストールの場所。
MULTMFENTMAP
< や & などの特殊文字を同等の HTML エンティティ (たとえば、&lt; や &amp;) に置き換えるかどうかを指定します。
OOSW
オブジェクト指向ランタイム スイッチ。
TX_TN3270_FORCE_ALT
TN3270 端末エミュレーターの使用時にデフォルト以外の画面サイズを使用できるようにします。
TXMAPP
BMS ロード モジュールの場所。
TXRDTP
MSS リソース定義 (RDO) ファイルの場所。
USER
デフォルトのユーザー名。