テストの作成

手続き型 COBOL アプリケーションの要素をテストするには、テスト ケース内でテスト ロジックをコーディングする必要があります。

スタンドアロンの単体テストは、テスト ケースおよびテスト対象データを含む単一の COBOL プログラムです。単体テストの特殊エントリ ポイントによって、データおよびテスト環境をセットアップして (セットアップ)、テスト ロジックを含め、テスト実行後にそれを整理できます (ティアダウン)。これら 3 つの要素を合わせて、テスト フィクスチャになります。

本セクションには、テスト ランナーが認識できる正しいエントリ ポイント名に解決するためにコピーブック mfunit.cpy (Enterprise Developer のインストールに付属) を使用する、完全なスタンドアロンの単体テストを記述する単一テスト フィクスチャが含まれます。テスト フィクスチャ構文の詳細については、「テスト フィクスチャの要素」を参照してください。

関連するテスト ケースがある場合は、それぞれに独自のテスト セットアップおよびティアダウンがある状態で、同じスタンドアロンのフィクスチャ ファイルに含めることができます。複数のテスト ケースを含む COBOL プログラムは、テスト スイートと呼ばれます。

テスト対象のソース コードからテスト ロジックが完全に分離している (つまり、別個のプログラムである) 単体テストも記述できます。本セクションには、この技術を示す高度な例も含まれています。

ソース コードとテスト コードを同様に分離したままにする 3 つ目のタイプの手法もあります。この手法では、テスト コードをコピーブック内に自己完結した状態で維持し、Micro Focus Unit Testing Framework での実行時に MFUPP プリプロセッサを使用してソース プログラムに挿入します。「MFUPP プリプロセッサ」を参照してください。