次の環境変数はすべてデータベース ファイル ハンドラーの構成に関連しています。これにより、エンタープライズ サーバー アプリケーション用のデータ ファイルをサポートされているデータベース内に格納できます。
データベース ファイル ハンドラーのサポートを有効または無効にします。これは、データ ファイルがデータストアに保存されている場合、またはエンタープライズ サーバー リージョンのリソースの一部がデータベースに保存されている場合に必要です。詳細については、「Micro Focus ネイティブ データベース ファイル処理およびエンタープライズ サーバー リージョン データベース管理」を参照してください。
構文
SET ES_DB_FH=value
値
デフォルト
データベース ファイル ハンドラーのサポートは無効です。
リージョン データベース操作に使用するデータベース サーバーの名前を指定します。
MFDBFH_CONFIG 環境変数で指定された構成ファイル内には、データベース サーバーに対応する <server> エントリも必要です。リージョン データベース操作の使用を有効にするには、リージョン データベース、リージョン間データベース、およびマスター データベースの <dsn> エントリも構成ファイルで指定する必要があります。
構文
SET ES_DB_SERVER=server-instance
値
「server-instance」は、有効なデータベース サーバー インスタンスの名前です。たとえば、set ES_DB_SERVER=MYSERVERなどです。
デフォルト
未設定
上記の例を使用する場合、データベース構成ファイルに以下のような内容を含める必要があります。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <datastores usevault="false"> <server name="MYSERVER" type="sqlserver" access="odbc"> <dsn name="SS.MYMASTER" type="database" dbname="master"/> <dsn name="SS.CAS.ESDEMO" type="region.cas" region="ESDEMO" feature="all"/> <dsn name="SS.CAS.CROSSREGION" type="crossregion.cas"/> </server> </datastores>
リソース (スプール キューやカタログなど) がデータベースにディプロイされるクラスター内のエンタープライズ サーバーのリソース ロック (ステップ スコープおよびシステム スコープの ENQ) を処理するリージョン データベースを指定します。
構文
SET ES_LOCKDB=region-db
パラメーター
データベース サーバー インスタンスおよび関連付けられたデータベースを定義する構成ファイルの場所と名前を指定します。
構文
SET MFDBFH_CONFIG=value
値
「value」は、データベース構成ファイルのフル パスおよびファイル名を表します。
デフォルト
未設定
MFDBFH アクセス用に Oracle データベースを構成する際に作成されるタイプおよびプロシージャに対する実行権限を、特定のユーザーまたはロールに付与します。
構文
MFDBFH_GRANT_USER_PERMISSIONS=value
値
「value」は、MFDBFH によって作成されたタイプおよびプロシージャに対する実行権限を付与されるユーザーまたはロール (あるいはその両方) のスペース区切りのリストです。
デフォルト
未設定
注
変数が指定されていない場合は、Oracle のデフォルト権限が適用され、そのタイプ/プロシージャのスキーマ所有者のみに実行権限が付与されます。
この変数は、MFDBFH で使用される他のデータベース プロバイダーの権限には影響しません。
データベース ファイル ハンドラーが有効な場合に使用されるレコード ロックのタイプを指定します。
構文
SET MFDBFH_RECORD_LOCKING=table|database
パラメーター
デフォルト
データベース ファイル ハンドラーが有効な場合に必要なスクリプトおよびストアド プロシージャの場所を指定します。
構文
SET MFDBFH_SCRIPT_DIR=value
値
「value」は、必要なリソースが含まれるディレクトリへのパスを表します。
デフォルト
「value」のデフォルト値は、製品インストール ディレクトリの \etc\mfdbfh\scripts サブディレクトリです。
Secret Vault の詳細については、「Vault 機能」を参照してください。
構文
SET MFDBFH_VAULT=value
値
「value」は Vault の名前を表します。
デフォルト
未設定