アプリケーションのコンパイラは、ソース コードから DLL ファイルを生成します。Windows 環境では、DLL コードはオペレーティング システムによって制御されます。DLL をロードすると、ロード プロセス (この場合は CICS) にロックされ、その他のプロセスでは DLL ファイルを上書きできません。
既存のコードを変更する場合、次に示す手順を使用して、既存の DLL ファイルを、コンパイルする新しいファイルで置き換える必要があります。置き換える DLL ファイルを構成およびロードするには、次の操作を行います。
[ES-Environment] ES_STAGING_FOLDER=D:\CICS\Staging
例については、下の図を参照してください。
このトランザクションにより、アプリケーションが使用する既存の DLL が、ステージング ディレクトリの DLL に置き換えられます。たとえば、新しいバージョンの MYPROG.DLL をロードするには、次の CPMT CICS トランザクションを使用します。
CPMT NE MYPROG
現在 CICS で使用しているプログラムを更新する場合にのみ、このプロセスを使用します。新しいプログラムの場合は、新しいプログラムを適切な本番フォルダーに直接コピーまたはコンパイルする必要があります。
環境変数 ES_STAGING_FOLDER は、PAC 環境の NEWCOPY および Phase In ではサポートされていません。代わりに caspac コマンドを使用する必要があります。詳細については、「caspac」を参照してください。