制約事項: 次の説明はネイティブ コードにのみ該当します。
Java ラッパー クラスでは、microfocus.cobol.RuntimeObject または microfocus.cobol.RuntimeSystem を拡張する必要があります。この拡張は、Java ラッパー クラスのインスタンスで表される、ネイティブのオブジェクト指向 COBOLネイティブ オブジェクト指向 COBOL のインスタンスの存在期間に次のような影響を与えます。
- ラッパーが microfocus.cobol.RuntimeObject を継承する場合は、ラッパー オブジェクトが Java のガベージ コレクターで破棄されると、対応するネイティブ オブジェクト指向 COBOL インスタンスも終了します。
- ラッパーが microfocus.cobol.RuntimeSystem を継承する場合は、メソッドの実行が終了するとネイティブ オブジェクト指向 COBOL インスタンスも終了し、インスタンス データが失われます。
ラッパー クラスは、ラッピング対象の COBOL クラスのライブラリとファイル名で初期化される必要があります。この初期化を実行するには、Java ラッパー クラスに次のコードを含めます。
static
{
cobloadclass("libname","filename","fullJavaClassName");
}
詳細は次のとおりです。
- libname
- ネイティブ オブジェクト指向 COBOL クラスを含む .dll ファイルの名前。オブジェクト指向 COBOL クラスを .int 形式や .gnt 形式のコードで実行している場合など、.dll ファイルとしてパッケージ化していない場合には、このパラメーターの指定は省略できます。
- filename
- ネイティブ オブジェクト指向 COBOL クラスのファイル名。
- FullJavaClassName
- ネイティブ オブジェクト指向 COBOL クラスに対応する Java クラス名。
3 種類の cobloadclass() メソッドが定義されています。これらのメソッドは、ライブラリ、COBOL ファイル、および Java ラッパー クラスを識別する方法が、互いに少し異なっています。