SOR 記憶域の TS および TD キューの構成

TSTDSRUE 出口は、キューのアクセス時に次の情報とともに呼び出されます。

注: SOR の名前は大文字になります。

出口でキューを入力 SOR に転送するかどうかを返す必要があります。

0
SOR に送信しません。
1
SOR に送信します。

サンプルの出口が Enterprise Developer に付属しています。これは、src\enterpriseserver\exits\TSTDSRUE.CBL (Windows) または $COBDIR/src/enterpriseserver/exit/TSTDSRUE.CBL (UNIX) にあります。

コンパイルしたプログラムは、Windows の場合は bin または bin64 (あるいはその両方)、UNIX の場合は $COBDIR/lib/es または $COBDIR/lib/es64 (あるいはその両方) に配置します。

この出口を使用すると、定義済みの SOR モデルはすべて無視されます。

注: TS または TD キューの名前に x'00' が含まれている場合、そのキューを SOR に書き込むと、x'00' を含むそれ以降の名前は切り捨てられます。たとえば、x'AABB00CCDD' は x'AABB' という名前で書き込まれます。

Oracle Coherence を使用する場合のシステム データからのキュー データの分離

デフォルトのキャッシュ構成ファイルでは、一時記憶域 (TS) キューおよび一時データ (TD) キューのデータの記憶域をパフォーマンス/可用性クラスター (PAC) の一般のシステム データから分離することをサポートしています。これにより、互換性のないアップグレード プロセスを実行できます。詳細については、「PAC 環境に対する製品アップグレードの実行」を参照してください。システムを常にこの方法で実行するように構成することも、アップグレードが必要なときに動的に再構成することもできます。システム データとキュー データを分離するには、Coherence サーバーのセットを 2 つ起動し、一方でプロパティ mfescache.pacserver=false、もう一方でプロパティ mfescache.qserver=false を設定します。これらのプロパティが指定されていない限り、デフォルトで true になるため、サーバーはシステム データとキュー データの両方を保存します。