スクリプト ファイルを使用した Azure リージョン データベースおよびリージョン間データベースの作成

データベースが必要なときに存在していない場合、その時点でデータベースが作成されます。RDBMS の種類によってはこの処理に時間がかかることがあるため、事前に SQL スクリプトを使用して必要なデータベースを作成しておくことをお勧めします。

  1. リージョン データベース スクリプト ファイルを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -script -type:region -provider:az -name:<es-name> [-db|existdb:<database-name>] [-file:<script-name.sql>]

    <es-name> はリージョン データベースを使用するエンタープライズ サーバー リージョンの名前です。<database-name> は複数のデータストア/リージョンとリージョン間データベースを格納できる新しいデータベース (-db) または既存のデータベース (-existdb) の名前です。これらのオプションを省略した場合、リージョン データベース用に <es-name> の名前で新しいデータベースが作成されます。

    注: -file オプションを省略した場合のデフォルト名は create_region_az.sql です。
    このスクリプトでは、デフォルトでは次の特性のデータベースが作成されます。
    パラメーター
    EDITION standard
    MAXSIZE 1GB
    SERVICE_OBJECTIVE S0

    別の特性のデータベースが必要な場合は、スクリプトを直接編集する必要があります。

  2. リージョン間データベース スクリプト ファイルを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -script -type:crossregion -provider:az [-db|existdb:<database-name>] [-file:<script-name.sql>]

    <database-name> は複数のデータストア/リージョンとリージョン間データベースを格納できる新しいデータベース (-db) または既存のデータベース (-existdb) の名前です。これらのオプションを省略した場合、リージョン間データベース用に _$XREGN$ の名前で新しいデータベースが作成されます。

    注: -file オプションを省略した場合のデフォルト名は create_crossregion_az.sql です。
    スクリプト ファイルを作成したら、dbfhadmin ユーティリティを使用して実行し、必要なデータベースを作成します。
  3. リージョン データベースを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -createdb <database-address> -file:<script-name.sql> -type:region -provider:az -name:<ES-name> -user:<user> -password:<pass>

    <database-address> はデータベースおよびサーバーの完全修飾名 (例:tcp:mydbinst.database.windows.net)、<script-name.sql> は前の手順で作成したスクリプト ファイルの名前、<ES-name> はリージョン データベースとして運用するエンタープライズ サーバー リージョンの名前、<user> および <pass> はデータベースの有効なログオン資格情報です。

  4. リージョン間データベースを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -createdb tcp:<database-address> -provider:az -type:crossregion -file:<script-name.sql> -user:<user> -password:<pass>

    前のコマンドの説明を参照してください

リージョン データベースとリージョン間データベースを作成したら、それらを使用するようにデータベース構成ファイルを構成できます。