ロック戦略の相違点のサマリー

データベース ロック戦略が実施されている場合の相違点 (デフォルトのテーブル レコード ロック戦略との対比) のサマリーを次に示します。
  • 別の実行単位によってロックされているレコードの COBOL READ では、通常はレコード データおよび 9/68 (LOCKED) 状態が返されます。ただし、RDBMS は、レコードが変更されるまで実際にはレコードをロックしない場合があります。そのため、データが返されてファイル状態が 0/0 (SUCCESS) に設定されることがあります。実際の動作は、使用されている RDBMS によって異なります。
  • WITH WAIT 句を使用した COBOL READ では、レコードが別の実行単位によってロックされていても、その実行単位によってレコードがまだ変更されていない場合には、待機しないことがあります。理由は上記と同じです。
  • COBOL UNLOCK 文では、同期ポイントまでファイルのレコード ロックが解除されません。
  • RDBMS は、ページ全体またはテーブル全体に対するロックを取得する場合があります。その場合、レコードがユーザー アプリケーションで明示的にロックされていなくても、ロックされているものとして処理されることがあります。