Enterprise Server で実行されているプロダクション システムのトラブルシューティングには、診断が不可欠です。開発アプリケーションまたは本番アプリケーションを実行する各エンタープライズ サーバー リージョンを次のように構成することをお勧めします。これにより、問題が発生した場合に問題の判別を進めやすくなります。
- システム異常終了時のダンプを有効にする
- この設定により、サービス実行プロセスなど、サーバー独自のプロセスのいずれかが異常終了した場合に、ダンプが生成されます。ダンプ情報は異常終了の原因を特定するのに役立ちます。この設定を有効にするには、次の手順を実行します。
- ESCWA で、[NATIVE] をクリックします。
- ナビゲーション ペインで、[Directory Servers > Default] の順に展開し、エンタープライズ サーバー インスタンスを選択します。
- [GENERAL] ドロップダウン リストで、[Diagnostics] を選択します。
- [Dump on System Abend] をオンにし、[APPLY] をクリックします。
- 補助トレースを有効にする
- この設定により、トレース テーブルを上書きする前に、トレース レコードがディスクにフラッシュされます。
注: このファイルは短期間で非常に大きくなる場合があるため、十分な空きディスク領域があることを確認してください。アクティビティが多いシステムの場合は、このフィールドを [Maximum Diagnostics File Size] と組み合わせて使用してディスク使用量を制限してください。また、この設定はパフォーマンスに影響を与える可能性もあります。
この設定を有効にするには、次の手順を実行します。
- ESCWA で、[NATIVE] をクリックします。
- ナビゲーション ペインで、[Directory Servers > Default] の順に展開し、エンタープライズ サーバー インスタンスを選択します。
- [GENERAL] ドロップダウン リストで、[Diagnostics] を選択します。
- [Auxiliary Trace Active] をオンにし、[APPLY] をクリックします。
- コア ダンプを有効にする
- 手順については、「コア ダンプを生成するようにエンタープライズ サーバー インスタンスを構成するには」を参照してください。