ブレークポイントは、アプリケーションの実行が一時停止するコード行またはプログラム行を示します。アプリケーションが一時停止したら、その特定のステップでデータ項目の値を確認および変更できます。ブレークポイントの [Properties] ビューには、バインドされたすべてのブレークポイントの詳細が表示され、それらを構成することができます。
Visual Studio デバッガーを使用して PL/I コードをデバッグする場合、Enterprise Developerでは、5 つのタイプのブレークポイントを設定できます。具体的には次のとおりです。
2 バイトの範囲は、語境界に揃える必要があります。4 バイトの範囲は、倍長語境界に揃える必要があります。
ユーザーが割り当てたメモリを監視する場合は、メモリの解放前にデータ ブレークポイントを削除することをお勧めします。そうしない場合、動作が不定になります。
さらに、監視ポイントを設定することもできます。監視ポイントはブレークポイントの一種で、PL/I コードにおけるメモリ破損の追跡に役立ちます。監視ポイントは、特定のコード行ではなく、個別のデータ項目に設定します。監視ポイントにより、特定のデータ項目に関連付けられたメモリ領域を監視できます。メモリが更新されるか、ユーザー定義の条件が満たされると (たとえば、メモリが特定の回数更新されると)、データが変更された行の直後の行でデバッグが停止します。