MFUPP プリプロセッサは、PREPROCESS コンパイラ指令を使用して呼び出されます。
次の指令を MFUPP プリプロセッサで使用できます。
- CONFIRM、C
- 指令を受け入れた場合に、その指令を画面に表示するかどうかを指定します。
- 指定できる値:CONFIRM | NOCONFIRM、C | NOC
- デフォルト:NOCONFIRM
- IGNORE-PRG-PREFIX、IPP
- プリプロセッサで無視するプログラム名を変更します (つまり、そのプログラムの呼び出し時にコントローラー エントリ ポイントに実行は渡されません)。
- 指定できる値:IGNORE-PRG-PREFIX"file-prefix" | NOIGNORE-PRG-PREFIX、IPP"file-prefix" | NOIPP
- デフォルト: IGNORE-PRG-PREFIX"MFUT,MFUM,Test"
- INSERT-LS、IL
- テスト対象のソースが再帰可能でない場合に局所記憶節を挿入します(これにより、プリプロセッサで再帰のためにソースのコンパイルが必要になるため、「COBRT166 再帰的な COBOL CALL は違法である」というエラーを回避できます)。
- 指定できる値:INSERT-LS、IL | NOINSERT-LS NOIL
- デフォルト: INSERT-LS
- MOCK、M
- テスト対象のプログラムのインストルメンテーションをオンまたはオフにします。
- 指定できる値: MOCK | NOMOCK
- デフォルト: NOMOCK
- PD-PREFIX、PDP
- 「手続き部」のコピーブック ファイル名の挿入プレフィックスを変更します。「ソース コードへのテスト コードの挿入」を参照してください。
- 指定できる値:PD-PREFIX"file-prefix" | NOPD-PREFIX、PDP"file-prefix"| NOPDP
- デフォルト: PDS-PREFIX"MFUPD_"
- VERBOSE、V
- 詳細メッセージを画面に表示するかどうかを指定します。
- 指定できる値: VERBOSE | NOVERBOSE
- デフォルト:NOVERBOSE
- WS-PREFIX、WSP
- 「作業場所節」のコピーブック ファイル名の挿入プレフィックスを変更します。「ソース コードへのテスト コードの挿入」を参照してください。
- 指定できる値:WS-PREFIX"file-prefix" | NOWS-PREFIX、WSP"file-prefix" | NOWSP
- デフォルト: WS-PREFIX"MFUWS_"
例
cobol myprog.cbl preprocess"mfupp" MOCK PD-PREFIX"MFUPRO_" endp;
ヒント: プリプロセッサで使用する指令は、
mfupp.dir という名前の指令ファイルに保存できます。このファイルでは、上記の指令のみを指定し、1 行に 1 つだけ指定します。このファイルを使用する際は、ファイルが作業ディレクトリ内にあることを確認してから、指令なしでプリプロセッサを指定します。次に例を示します。
cobol myprog.cbl preprocess"mfupp" endp;