デフォルトでは、IDE は拡張子 .cbl、.cob、.cpf、.cpv、.cpy をコピーブックとして認識するように構成されています。コピーブックで他の拡張子を使用する場合は、次のいずれかを実行して、IDE にそのファイルをコピーブックとして認識させる必要があります。
- 拡張子を IDE の設定に手動で追加します。これにより IDE 内でファイルの関連付けが作成され、COBOL ソリューション全体に適用されます。
または
- コピーブックをプロジェクトに追加し、COPY 文を使用してプロジェクト内のソース ファイル内から参照します。これにより、IDE 内でファイルの関連付けが自動的に作成されますが、この関連付けは現在のソリューション内でのみ有効になります。
IDE の設定への拡張子の追加
特定のファイル拡張子を COBOL のコピーブックとして認識するように IDE を手動で構成するには、次の手順を実行します。
- IDE で [Tools > Options] をクリックし、[Text Editor > Micro Focus COBOL] を展開してから [Advanced] をクリックします。
- [Copybook extensions] フィールドに、コピーブックと関連付けるファイル拡張子を入力します。複数の項目を入力する場合は、「ext1,ext2」のようにカンマで区切ります。
- [OK] をクリックします。
- [Project > 対象プロジェクト Properties] をクリックしてプロジェクトのプロパティを開きます。
- [COBOL] タブをクリックします。
- [Additional Directives] フィールドに「copyext(ext1,ext2)」と入力します。
これにより、指定したこれらの拡張子がこの特定のプロジェクトでコピーブックとして定義されます。
特定の拡張子がコピーブックであることを自動的に示す
ソリューション内でファイルがコピーブックであることを認識させるには、次の手順を実行します。
- 次のようにコピーブックをソリューション内のプロジェクトに追加します。
- プロジェクトを右クリックし、[Add > Existing Item] をクリックします。
- [Add Existing Item] ダイアログボックスで、[File extension] フィルターを [All Files (*.*)] に設定します。
- デフォルト以外の拡張子を持つコピーブックを含むフォルダーに移動し、そのファイルを選択して [Add] をクリックします。
または、デフォルト以外のファイル拡張子を持つ新しいコピーブック ファイルをプロジェクトに作成します。次の手順を実行します。
- プロジェクトを右クリックし、[Add > New Item] をクリックします。
- [Add New Item] ダイアログ ボックスで、[COBOL Items] が左側のペインで選択されていることを確認します。
- [Copybook] をクリックし、ファイル名とデフォルト以外の拡張子を指定して [Add] をクリックします。
これによりプロジェクトに新しいファイルが追加されてエディターにロードされます。
- 次の手順を実行して、ソース ファイル内からコピーブックを参照します。
- エディターでプロジェクト内のソース ファイルを開きます。
- COPY 文を入力し、デフォルト以外の拡張子を持つコピーブック ファイルを参照します。
これにより IDE でコピーブックのファイルの関連付けが作成され、ファイルのバックグラウンド構文チェックと色指定、およびコピーブックでサポートされている他のすべての機能が有効になります。
プロジェクトの一部ではないディレクトリにコピーブックがある場合は、そのフォルダーもプロジェクトのプロパティの [Copybooks] タブに追加されます。