ファイルのレコード区切り手法の設定に RECORD DELIMITER IS LINE-SEQUENTIAL または BINARY-SEQUENTIAL は使用できません。レコード区切り手法は ORGANIZATION 句または SEQUENTIAL
指令で指定してください。
VALUE OF LABEL data-name-1 は受け入れられますが、注記として扱われます。data-name-1 がプログラムで定義されていない場合、暗黙的には定義されません。この場合、data-name-1 の参照があるとコンパイル
エラーが発生するため、プログラムの変更が必要になります。参照を削除するか、data-name-1 を明示的に定義する必要があります。
レコード記述項に OCCURS DEPENDING ON 句がある場合や RECORD CONTAINS 句でレコード サイズの範囲が指定されている場合も、異なる長さのレコードが明示的に定義されていないと、レコードは可変長になりません。RECMODE"RMCOBOL"
指令を使用して、RM/COBOL と同じ方法でレコードを可変長にすることができます。
前方参照の暗黙のデータ名定義は、ASSIGN 句または FILE-ID 句で指定された外部ファイル名のデータ名を除き、DIALECT"RM" 指令が設定されていないと行われません。暗黙の定義は、CRT STATUS、CURSOR、FILE STATUS
などの句の前方参照に関連します。コンパイル エラーを回避するには、明示的な定義をプログラムに追加する必要があります。DIALECT"RM" を設定した場合も、無視または抑制できる E レベルのエラー メッセージは生成されます。このエラーは、暗黙の定義が目的の定義ではない可能性があることを示します。
画面記述項の ERASE 句は、EOS または EOL なしで指定することはできません。単純な ERASE 句は BLANK SCREEN に変更する必要があります。ERASE LINE 句は ERASE EOL または BLANK LINE に変更する必要があります。
ACCEPT 文で ERASE 指定は使用できません。ACCEPT の前に DISPLAY SPACE ERASE 文が別途必要です。
MODE IS BLOCK、HIGH-LIGHT、BEEP、および ECHO については、Enterprise Developer のデフォルトが適用されます。
DIALECT"RM" を設定しないと、UNIT および ECHO の指定はサポートされません。
ACCEPT/DISPLAY 文で基本作用対象に対してグループ作業対象が指定されている場合に「COBCH1654 Should be elementary; MODE IS BLOCK assumed」が生成されるのは、特定の指定を使用したときです。エラーが発生しない場合は、グループ作用対象が画面の ACCEPT/DISPLAY と同様に扱われ、基本項目がフィールドとなり、FILLER 項目が画面上のフィールド間の空白スペースとして扱われます。そのような
ACCEPT/DISPLAY 文で RM/COBOL の動作と同じようにグループを単一フィールドとして扱うには、MODE IS BLOCK 指定を追加する必要があります。