次の MVS JCL 機能がサポートされています。
- インストリーム プロシージャ
- カタログ式プロシージャ
- シンボリック パラメーター
- EXEC 文オーバーライド
- JOBLIB および STEPLIB DD 文
- DD 文オーバーライド
- 条件付き実行 (IF、THEN、ELSE、および ENDIF 文によって指定される)
- 実行失敗後のジョブ再始動
- 連結データ セット
- インストリーム データ セット (DD * または DD DATA 文が前に置かれる)
- 区分データ セット
- 世代別データ グループ
- 一時的なデータ セット
- コメント (//* によって示される)
- 通常のメインフレーム ネスト限度 (つまり、15 レベルのネストされたプロシージャおよび 15 レベルのネストされた INCLUDE 文)
次の MVS JCL 機能はサポートされていません。
- 1 つのジョブストリームにおける複数のジョブ
- プログラム制御文 (CNTL および ENDCNTL 文で囲まれている)
- PC に関連しない、または MSS によって異なる方法で実装される他の特殊な DD 文。これらの文には、次の DD 名が付いています。
- JOBCAT
- STEPCAT
- SYSABEND
- SYSMDUMP
- SYSUDUMP
- SYSCHK
- SYSCKEOV
MSS によってサポートされる MVS JCL 文の詳細については、本セクションの後の方で説明します。
MSS は、直接的に、または TSO SUBMIT コマンドおよび Micro Focus 拡張の ASUBMIT によって MVS JCL ジョブストリームの実行をサポートします。これらの TSO コマンドは、IKJEFT01 ユーティリティで実行できます。
MVS JCL ジョブストリームおよびカタログ式プロシージャが含まれているファイルは、PC または UNIX マシン上で作成できます。カタログ式プロシージャは、プロシージャ ライブラリと呼ばれる区分データ セットのメンバーとして格納する必要があります。プロシージャ ライブラリは、次の 2 つの方法で MSS に対して定義されます。
- 単一のジョブを対象として JCLLIB 文で定義されたライブラリ
- すべてのジョブを対象として MSS に対して定義されたライブラリ
MSS は、これらのライブラリを上記の順に検索します。
ジョブが実行用にエンタープライズ サーバーへサブミットされた場合、その結果は、次のように JOB 文の TYPRUN パラメーターの設定によって異なります。
TYPRUN=SCAN |
構文がスキャンされます。 |
TYPRUN=COPY |
ジョブストリームが SYSOUT データ セットにコピーされます。 |
TYPRUN=HOLD |
明示的に実行用にリリースされるまでジョブが保留されます。 |
No TYPRUN |
リソースが使用可能であることを前提として、ジョブがすぐに実行されます。 |
エクスポートされた JCL およびシステム シンボル:
- システム シンボル - データセット SYS1.PARMLIB(IEASYM00) でシステム全体のシンボルを定義できます。このデータセットはシステムの起動時に読み取られ、定義された値は JCL ジョブで使用できます。サンプル ブラウザーの jcl-symbols フォルダーにあるサンプル ジョブ INITSYS.JCL を参照してください。
- JCL シンボルをエクスポートしてインストリーム データで使用できるほか、内部読み取りプログラムを使用してサブミットされたジョブでこのシンボルを渡すこともできます。