LISTCAT

LISTCAT コマンドは、カタログに含まれているデータ セット名をリストします。

パラメーター:

MFJAMS では次のパラメーターがサポートされています。これらのパラメーターは、次で特に明記しない限り、IBM のドキュメントに記載されているとおりにサポートされます。

ALL
作成情報、最終変更情報、および有効期限などの履歴を表示します。物理ファイルが出力にリストされます (ファイルが存在する場合)。時刻の形式は YYYY.ddd です。ES_JES_LISTCAT_YMD 環境変数を Y に設定すると、この形式を YYYYMMDD に変更できます。
ENTRIES(data-set-names)
リストされるデータ セットの名前。空白で区切った名前のリストを指定できます。また、「*」を修飾子として使用して総称名を指定することもできます。たとえば、総称データ セット名の ABC.*.FILE は、ABC を最初の修飾子、任意の値を 2 番目の修飾子、FILE を 3 番目 (最後) の修飾子として使用したすべてのデータ セットを意味します。ワイルドカードのサポートについては、「説明」を参照してください。
LEVEL(level)
リストされるデータ セットのプレフィックス修飾子。たとえば、ABC のレベルは、最初の高レベル修飾子として ABC を使用したすべてのデータ セットを意味します。ワイルドカードのサポートについては、「説明」を参照してください。

説明:

ENTRIES および LEVEL は相互に排他的であり、いずれか一方のみ指定できます。どちらも指定されていない場合は、 LEVEL(*) がデフォルトになります。

出力形式:

LISTCAT MFJAMS コマンドは、詳細な列形式の出力レポートを生成します。
列見出し 説明
DSN データ セット名 - 例:xxxxxxxx - MFIDSA.DO.NOT.DELETE.B1057624.KSDS1 (xxxxxxxx は次のいずれかです)
  • AIX
  • CLUSTER
  • DATA
  • INDEX
  • PATH
  • MODEL
  • GDG BASE
  • NONVSAM
C カタログ式:Y=カタログ式、N=非カタログ式、S=スプール
C 文字セット:EBCDIC または ASCII
DSOR データ セット編成
RecF レコード形式
Lrecl 論理レコード長
Blksi ブロック サイズ
KyL キー長
KyOff キー オフセット
SHR 最大 GDG 世代または VSAM SHAREOPTIONS 値。LISTCAT で返される最初のエントリが VSAM データ セットである場合、列見出しは SHR となり、共有オプションが表示されます。それ以外の場合、見出しは GDG となり、世代限度が表示されます
S ロールアップ ディスポジション:S=SCRATCH、N=NOSCRATCH
E GDG EMPTY (E) または NOEMPTY (N)
UK UNIQUEKEY (UK)/NONUNIQUEKEY (NU) (AIX および PATH 用)
RU REUSE (RE) / NOREUSE (NR)
xt 拡張タイプ:A=AIX、C=CLUSTER、P=PATH、M=MODEL、E=AIX INDEX、J=AIX DATA、I=INDEX、D=DATA、?=不明
Dataclas データセットの DATACLAS
Mgmtclas データセットの MANAGEMENTCLAS
Volume <null>
RecMn 最小論理レコード長
RecMx 最大論理レコード長
Typ データセット型
XD 拡張データセット タイプ (P=PDS、L=PDSE、I=PIPE、H=HFS)
XR 拡張 RBA サポート (Y=サポート)

ALL オプションを指定した場合、物理ファイルだけでなくデータセットの履歴も表示されます。

* および % の両方をデータ セット名内で使用可能であり、複数のワイルドカードを使用できます。次に例を示します。 LISTCAT LEVEL(MFI01.MFI%%%%.D*.DAT)