場合によっては、独自のユーティリティ プログラムを記述したり、他のソフトウェア ベンダーからユーティリティ プログラムを入手したりする必要があります。これらのプログラムが TSO コマンドまたは JCL 文によって呼び出されると、MSS は標準 MVS パラメーター領域をこれらのプログラムに渡します。
COBOL プログラムの場合、パラメーター領域には次の定義があります。
01 PARM. 03 PARM-LENGTH PIC 9(4)COMP. 03 PARM-DATA. 05 PARM-DATA-ARRAY PIC X OCCURS 100.
PARM-DATA には、TSO コマンドまたは JCL 文のパラメーター フィールドで指定されたデータが含まれます。MSSは、そのデータをシステムに対して定義されたデフォルトのデータ表現 (ANSI または EBCDIC) に変換します。ユーティリティ プログラムでは、パラメーター データを検査してそのデータ表現を確認し、必要に応じてプログラムで使用される表現に変換する必要があります。
PL/I プログラムの場合、パラメーター領域は CHAR(100) VARYING または COBOL 定義と同等の構造体として宣言できます。