COBOL システムでは、XML-CODE 特殊レジスタを介して使用可能な例外コードのサブセットをサポートしています。これらの例外のいずれかが発生すると、ON EXCEPTION 指定の文に制御が渡され、ON EXCEPTION をコーディングしていない場合は、XML PARSE 文または XML GENERATE 文の末尾に制御が渡されます。
次の例外コードは、XML PARSE を使用する場合に有効な XMLPARSE(COMPAT) コンパイラ指令に依存します。
コード | 説明 |
---|---|
1 | パーサーは、要素の内容の外側にある空白のスキャン中に無効な文字を検出しました。 |
2 | パーサーは、要素の内容の外側にある処理命令、要素、コメント、またはドキュメント タイプ宣言の無効な開始を検出しました。 |
3 | パーサーは、重複した属性名を検出しました。 |
4 | パーサーは、属性値にマークアップ文字「<」を検出しました。 |
5 | 要素の開始タグ名と終了タグ名が一致しませんでした。 |
6 | パーサーは、要素の内容に無効な文字を検出しました。 |
8 | パーサーは、要素の内容に、一致する開始文字シーケンスのない CDATA 終了文字シーケンスを検出しました。 |
9 | パーサーは、コメントに無効な文字を検出しました。 |
10 | パーサーは、コメントに、「>」が続かない文字シーケンス「--」(2 つのダッシュ) を検出しました。 |
11 | パーサーは、処理命令データ セグメントに無効な文字を検出しました。 |
12 | 処理命令のターゲット名が小文字、大文字、または大文字/小文字混合の「xml」でした。 |
13 | パーサーは、16 進文字参照 (形式 �) に無効な数字を検出しました。 |
14 | パーサーは、10 進文字参照 (形式 &#dddd;) に無効な数字を検出しました。 |
15 | XML 宣言のエンコーディング宣言値が、小文字または大文字の A ~ Z で始まっていません。 |
16 | 文字参照が有効な XML 文字を参照していません。 |
17 | パーサーは、エンティティ参照名に無効な文字を検出しました。 |
18 | パーサーは、属性値に無効な文字を検出しました。 |
100 | パーサーは、XML 宣言の開始のスキャン中にドキュメントの最後に到達しました。 |
101 | パーサーは、XML 宣言の終了の検索中にドキュメントの最後に到達しました。 |
102 | パーサーは、ルート要素の検索中にドキュメントの最後に到達しました。 |
103 | パーサーは、XML 宣言のバージョン情報の検索中にドキュメントの最後に到達しました。 |
104 | パーサーは、XML 宣言のバージョン情報値の検索中にドキュメントの最後に到達しました。 |
106 | パーサーは、XML 宣言のエンコーディング宣言値の検索中にドキュメントの最後に到達しました。 |
108 | パーサーは、XML 宣言のスタンドアロン宣言値の検索中にドキュメントの最後に到達しました。 |
109 | パーサーは、属性名のスキャン中にドキュメントの最後に到達しました。 |
110 | パーサーは、属性値のスキャン中にドキュメントの最後に到達しました。 |
111 | パーサーは、属性値の文字参照またはエンティティ参照のスキャン中にドキュメントの最後に到達しました。 |
112 | パーサーは、空の要素タグのスキャン中にドキュメントの最後に到達しました。 |
113 | パーサーは、ルート要素名のスキャン中にドキュメントの最後に到達しました。 |
114 | パーサーは、要素名のスキャン中にドキュメントの最後に到達しました。 |
115 | パーサーは、要素の内容の文字データのスキャン中にドキュメントの最後に到達しました。 |
116 | パーサーは、要素の内容の処理命令のスキャン中にドキュメントの最後に到達しました。 |
117 | パーサーは、要素の内容のコメントまたは CDATA セクションのスキャン中にドキュメントの最後に到達しました。 |
118 | パーサーは、要素の内容のコメントのスキャン中にドキュメントの最後に到達しました。 |
119 | パーサーは、要素の内容の CDATA セクションのスキャン中にドキュメントの最後に到達しました。 |
120 | パーサーは、要素の内容の文字参照またはエンティティ参照のスキャン中にドキュメントの最後に到達しました。 |
122 | パーサーは、ドキュメント タイプ宣言の開始が無効である可能性があることを検出しました。 |
123 | パーサーは、2 番目のドキュメント タイプ宣言を検出しました。 |
124 | ルート要素名の先頭文字が、文字、「_」、または「:」ではありませんでした。 |
125 | 要素の最初の属性名の先頭文字が、文字、「_」、または「:」ではありませんでした。 |
126 | パーサーは、要素名の内部または後に無効な文字を検出しました。 |
127 | パーサーは、属性名の後に「=」以外の文字が続いていることを検出しました。 |
128 | パーサーは、無効な属性値区切り文字を検出しました。 |
130 | 属性名の先頭文字が、文字、「_」、または「:」ではありませんでした。 |
131 | パーサーは、属性名の内部または後に無効な文字を検出しました。 |
132 | 空の要素タグが、「/」とそれに続く「>」で終わっていません。 |
133 | 要素の終了タグ名の先頭文字が、文字、「_」、または「:」ではありませんでした。 |
134 | 要素の終了タグ名が「>」で終わっていません。 |
135 | 要素名の先頭文字が、文字、「_」、または「:」ではありませんでした。 |
138 | 処理命令のターゲット名の先頭文字が、文字、「_」、または「:」ではありませんでした。 |
139 | パーサーは、処理命令のターゲット名の内部または後に無効な文字を検出しました。 |
140 | 処理命令が、終了文字シーケンス「?>」で終わっていません。 |
141 | パーサーは、文字参照またはエンティティ参照で「&」の後に無効な文字が続いていることを検出しました。 |
142 | XML 宣言にバージョン情報がありませんでした。 |
143 | XML 宣言の「version」の後に「=」が付いていませんでした。 |
144 | XML 宣言のバージョン宣言値が欠落しているか、正しく区切られていません。 |
145 | XML 宣言のバージョン情報値に無効な文字が指定されているか、開始区切り文字と終了区切り文字が一致しませんでした。 |
146 | パーサーは、XML 宣言のバージョン情報値の終了区切り文字の後に無効な文字が続いていることを検出しました。 |
147 | パーサーは、XML 宣言のオプションのエンコーディング宣言の代わりに無効な属性を検出しました。 |
148 | XML 宣言の「encoding」の後に「=」が付いていませんでした。 |
149 | XML 宣言のエンコーディング宣言値が欠落しているか、正しく区切られていません。 |
150 | XML 宣言のエンコーディング宣言値に無効な文字が指定されているか、開始区切り文字と終了区切り文字が一致しませんでした。 |
151 | パーサーは、XML 宣言のエンコーディング宣言値の終了区切り文字の後に無効な文字が続いていることを検出しました。 |
152 | パーサーは、XML 宣言のオプションのスタンドアロン宣言の代わりに無効な属性を検出しました。 |
153 | XML 宣言の「standalone」の後に「=」が付いていませんでした。 |
154 | XML 宣言のスタンドアロン宣言値が欠落しているか、正しく区切られていません。 |
155 | スタンドアロン宣言値が「yes」でも「no」でもありませんでした。 |
156 | XML 宣言のスタンドアロン宣言値に無効な文字が指定されているか、開始区切り文字と終了区切り文字が一致しませんでした。 |
157 | パーサーは、XML 宣言のスタンドアロン宣言値の終了区切り文字の後に無効な文字が続いていることを検出しました。 |
158 | XML 宣言が、適切な文字シーケンス「?>」で終わっていないか、無効な属性を含んでいました。 |
159 | パーサーは、ルート要素の終了後にドキュメント タイプ宣言の開始を検出しました。 |
160 | パーサーは、ルート要素の終了後に要素の開始を検出しました。 |
201 | その他の XML ドキュメント解析エラー。 |
300 | ドキュメントは EBCDIC でエンコードされていますが、CODEPAGE コンパイラ オプションにはサポートされる ASCII コード ページが指定されています。 |
306 | ドキュメントは ASCII でエンコードされていますが、CODEPAGE コンパイラ オプションにはサポートされる EBCDIC コード ページが指定されています。 |
310 | CODEPAGE コンパイラ オプションにはサポートされる EBCDIC コード ページが指定されていますが、ドキュメントは Unicode でエンコードされています。 |
次の例外コードは、XML PARSE を使用する場合に有効な XMLPARSE(XMLSS) コンパイラ指令に依存します。
例外コードは、パーサーが生成する戻りコードおよび理由コードで構成されます。戻りコードおよび理由コードはそれぞれ半語のバイナリ値です。XML-CODE の値は、上位半語の戻りコードおよび下位半語の理由コードの 2 つの値を連結したものです。
コード | 値 | 説明 |
---|---|---|
0000 | XRSN_SUCCESS | XMLPARSE 処理に成功しました。 |
1154 | XRSN_UNKNOWN_ERROR | 不明な異常終了が発生しました。 |
1203 | XRSN_PARM_UNSUPPORT_ENCODING | XML エンコーディング文字列はサポートされていません。 |
1502 | XRSN_NO_SCHEMAS_SPECIFIED | 渡されたスキーマ ベクトル パラメーターが NULL であったか、ベクトルに指定されたスキーマの数がゼロでした。 |
2000 | XRSN_COMMENT_INCOMPLETE | ドキュメントがコメント マークアップ内で終了しています。 |
3000 | XRSN_ATTR_DUPLICATE | 重複した属性が見つかりました。 |
3002 | XRSN_NS_ATTR_PREFIX_NOT_DECL | 属性の名前空間プレフィックスが宣言されていません。 |
3007 | XRSN_COMMENT_DASH_MISSING | 先頭のダッシュのないコメントが見つかりました。 |
3008 | XRSN_COMMENT_CHAR_INVALID | コメント マークアップに正しくない文字が含まれています。 |
3009 | XRSN_COMMENT_RIGHT_ANGLE_MISSING | コメント マークアップの末尾に右山かっこがありません。 |
3010 | XRSN_CDATA_KEYWORD_INVALID | CDATA キーワードが必要ですが見つかりません。 |
3011 | XRSN_CDATA_LEFT_BRACKET_MISSING | CDATA マークアップには左角かっこが必要です。 |
3013 | XRSN_CDATA_CHAR_INVALID | CDATA セクション内に使用できない文字が見つかりました。 |
3017 | XRSN_PI_CHAR_INVALID | 処理命令内に使用できない文字が見つかりました。 |
3018 | XRSN_ATTR_NAME_CHAR_INVALID | 属性名内に使用できない文字が見つかりました。 |
3020 | XRSN_ATTR_EQUAL_MISSING | 属性名の後に正しくない文字が見つかりました。使用できる文字は「=」だけです。 |
3021 | XRSN_ATTR_QUOTE_MISSING | 属性の「=」文字の後に正しくない文字が見つかりました。ここで使用できる文字は、空白、一重引用符、または二重引用符だけです。 |
3022 | XRSN_ATTR_VALUE_CHAR_INVALID | 属性値に正しくない文字が見つかりました。 |
3030 | XRSN_CONTNT_CHAR_INVALID | 要素の内容に正しくない文字が見つかりました。 |
3031 | XRSN_TAG_ELEMNAME_INVALID | 要素タグ名に正しくない文字が見つかりました。 |
3034 | XRSN_TAG_EMPTY_INVALID | 要素タグを終了するための「/」文字の後に正しくない文字が見つかりました。使用できる文字は、空の要素タグを終了するためのより大記号だけです。 |
3035 | XRSN_ENDTAG_NAME_MISMATCH | 要素終了タグで、開始要素の名前と比較して一致しない要素名が見つかりました。 |
3036 | XRSN_ENDTAG_EMPTY_TAG_INVALID | 要素名の後の要素終了タグに正しくない文字が見つかりました。名前の後に使用できる文字は、空白またはより大記号だけです。 |
3046 | XRSN_XML_VER_VALUE_INVALID | 指定された XML バージョン番号が正しくありません。指定できる値は「1.0」または「1.1」だけです。 |
3050 | XRSN_XML_CHAR_INVALID | バージョン値の終了後の XML 宣言で、正しくない文字が検出されました。 |
3055 | XRSN_XML_ENC_CHAR_INVALID | XML 宣言のエンコーディング値で正しくない文字が検出されました。 |
3057 | XRSN_XML_STD_VALUE_INVALID | 指定されたスタンドアロンの値が正しくありません。指定できる値は「yes」または「no」だけです。 |
3060 | XRSN_XML_END_CHAR_INVALID | XML 宣言の末尾で正しくない文字が検出されました。ここでは「?>」が必要です。 |
3061 | XRSN_ENTITY_NOT_DEFINED | エンティティが定義されていないか、正しく定義されていません。 |
3062 | XRSN_CHAR_INVALID | ドキュメントで正しくない文字が検出されました。空白または「<」が必要です。 |
3067 | XRSN_NS_URI_EMPTY | デフォルト以外の名前空間宣言に長さがゼロの URI 値が含まれており、XML バージョンは 1.0 です。 |
3068 | XRSN_INVALID_CHAR_SEQ | ドキュメントの内容部分で無効な文字シーケンス ]]> が見つかりました。 |
3069 | XRSN_ENTITY_MARKUP_INCOMPLETE | エンティティのマークアップが不完全です。 |
8406 | XRSN_DEM_CDSECTUNTERMINATED | CDATA セクションは ]]> で終わる必要があります。 |
8410 | XRSN_DEM_VERSIONINFOREQD | XML 宣言にはバージョンが必要です。 |
8415 | XRSN_DEM_ELEMUNTERMINATED | 要素の後に > または /> のいずれかの属性指定が必要です。 |
8429 | XRSN_DEM_COMMENTUNTERM | コメントはコメント終了シーケンスで終わる必要があります。 |
8432 | XRSN_DEM_PIUNTERMINATED | 処理命令は ?> で終わる必要があります。 |
8433 | XRSN_DEM_RESERVEDPITARGET | [xX][mM][lL] に一致する処理命令のターゲットは指定できません。 |
8435 | XRSN_DEM_DIGREQDINCHARREF | 文字参照内の &# の直後には 10 進表現が必要です。 |
8437 | XRSN_DEM_SEMICOLONREQDINCHARREF | 文字参照はセミコロン区切り文字で終わる必要があります。 |
8438 | XRSN_DEM_INVCHARREF | 文字参照に無効な文字が含まれています。 |
8601 | XRSN_VME_INVATTVALUEFORFIXED | 属性値がその固定値制約に関して無効です。 |
8603 | XRSN_VME_NONWSCHARINELEMONLYCONT | 型のコンテンツ タイプが要素のみであるため、要素に空白以外の文字データを含めることはできません。 |
8604 | XRSN_VME_EXPELEMNOMATCH | 必要な要素一致が見つかりませんでした。 |
8605 | XRSN_VME_REQDELEMMISSING | 必須要素またはその代替要素の 1 つが必要です。 |
8612 | XRSN_VME_UNDECLATT | 見つかった属性は要素に配置できません。 |
8613 | XRSN_VME_REQDATTMISSING | 属性を要素に配置する必要があります。 |
8619 | XRSN_VME_XSITVALDOESNOTEXIST | 値を要素の型定義に解決できません。 |
8622 | XRSN_VME_FIXEDVCFAILURE | 値が要素の固定値の制約値と一致しません。 |