DELETE 文は、(BASIS メカニズムの制御下で) COBOL システムが無視する COBOL ソース ファイル内の行を指定する。DELETE 文の後に続く COBOL 文は、(編集制御ファイル内の次の BASIS メカニズムの INSERT
文または DELETE 文の記述箇所まで) ソース ファイル内に残される。
一般形式
構文規則
- 予約語 DELETE は、その文を含む行の列 1 から 66 までの任意の箇所から開始できる。
- 順序番号は、その文の列 1 から 6 までの任意の場所に含められる。その後ろには空白文字を 1 つ記述する。
- subject-sequence-1、subject-sequence-2 などは 6 文字の正の整数とする (整数の数値定数の規則に従う)。
- subject-sequence-range-1、subject-sequence-range-2 などは、上記の 2 つの subject-sequence の数値をハイフン (-) でつないだものとする。
- subject-sequence 間、または subject-sequence-range 間 (あるいはその両方) のカンマは必須である。
一般規則
- subject-sequence-1、subject-sequence-2 などは、COBOL ソース ファイル内の文のうち COBOL システムが無視するものの順序番号を表す。
- subject-sequence-range-1、subject-sequence-range-2 などは、COBOL ソース ファイル内の文のうち、中間コードを生成する際に COBOL システムが無視するものの順番の範囲 (始点および終点を含む)
を表す。
- 編集制御ファイル内で DELETE 文の後に続く COBOL 文は、次の BASIS メカニズムの DELETE 文または INSERT 文が出てくるまで、COBOL システムにサブミットされるソース ファイル中に残される。それらの COBOL
ソース文は、BASIS メカニズムの DELETE 文によって削除された最後の文に代わって挿入される。