メソッド (オブジェクト指向ネイティブ COBOL)
一般形式
構文規則
END METHOD 見出し内の method-name-1 は、先行する Method-ID 段落で指定されている method-name-1 と同じにする必要がある。
メソッドのデータ部で定義されたデータは、そのメソッド内でのみアクセスできる。
method-name-1 の前後の引用符の指定は任意である。
注:
引用符を使用すると、予約語をメソッド名として使用でき、また非 COBOL 文字も使用できる。
メソッド定義は、クラス定義内に含める必要がある。
メソッド用の手続き部の見出しの書き方は、プログラム用の手続き部の見出しの書き方 1 と同じである。手続き部の見出しの書き方 2 に示されている、GIVING または RETURNING データ名句を指定してもよい。詳細については、「
手続き部の見出し
」セクションを参照。
一般規則
method-name-1 は、このメソッド定義によって宣言されたメソッドの名前である。
メソッドの局所記憶節で宣言されたデータには、メソッドが呼び出されるごとに別の記憶域が割り当てられ、メソッドから制御が戻ると割り当てが解除される。このデータは、メソッドが呼び出されるたびに不定状態になる。
注:
局所記憶節でデータを宣言する場合、メソッドの個々の呼び出しが相互にデータを干渉することはない。
メソッドの局所記憶節または連絡節以外の節で宣言されたデータおよびファイルは、メソッドのすべての呼び出しで共有され、メソッドが呼び出された際には直前使用状態になる。
method-name-1 は、このメソッドを含むオブジェクトを参照するオブジェクト識別子を持つメソッド呼び出し内で使用できる。
メソッドの手続き部の見出しで RETURNING または GIVING を指定すると、その中で指定されているデータ項目のメソッドの終了時の内容が、そのメソッドの結果となる。この結果は、INVOKE 文の RETURNING または GIVING で指定されている識別子に入る。
上位ヘルプ:
オブジェクト指向ネイティブ COBOL の Micro Focus 拡張
関連情報
手続き部の見出し